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40代男性が大韓民国の合理的な消費階層に、おじさんよりおばさんが一枚上


  • 40代男性が大韓民国の合理的な消費階層に、おじさんよりおばさんが一枚上
  • < 40代の男性の消費性向 >

大企業部長のイさん(45才、仮名)は昼食時間を利用して、来月に一山(イルサン)で開かれるソウルモーターショーのチケットを予約した。

そろそろ車を買い替えるかで悩んでいたので、それならばひとまずモーターショーに行って、車種別にちょっと見回すべきだという気がしたためだ。5年前、米国で駐在員生活をした時に日本車に乗ったが、その時の経験は悪くなかった。当時はまわりの上司や同僚から、外国暮らしで外車にしたのかと言われるかと思って買えなかったが、いまやまわりで輸入車に乗る者が多くなった。その上、週末や連休まですべて返上して、会社に献身して仕事をしてきた過ぎた歳月を考えてみれば、輸入車の一台ぐらいは自分自身に対する報償だという考えにもなった。

整形外科医のチョンさん(41、仮名)は今週末を心待ちにしている。去年の年末、米国の「ブラックフライデー」に海外直購で購入した左打者用野球グローブを、今週末の野球同好会競技でお披露目する予定だ。友達は週末ごとにゴルフもしたり子供らとキャンプへ行くというが、チョンさんの最も大きな趣味生活は野球だ。学生時代に学校の前のバッティングセンターで、200ウォンを入れて10回ずつバッティング練習をした思い出はこの頃の子供らには分からない。とうとう何年か前に同好会にも加入した。昨年から本格的に活動を始めたチョンさんは、このごろ野球装備を一つ一つ直購で買い集めることはかなり面白味がある。

大韓民国の40代男性たちが、新しい消費階層として浮上している。もう子供たちの私教育費や住宅ローンの償還、老後の準備など各種の財務負担に押さえつけられて、財布を開けられないおじさんではない。海外出張時に注意深く観察した物を、インターネットで価格を比較して直購入する人々も増えているし、1990年代への復古雰囲気に便乗して、文化コンテンツを旺盛に消費する人々も急増している。このような結果は第一企画が最近、全国の主な6大都市(ソウル・仁川・釜山・大邱・光州・大田)の13~59才の男女2000人を対象に、全国消費者調査を実施した結果に現れた。

「計画になかった物も目につけば買う場合がある」と答えた40代男性(40~49才)は、全体回答者の45.3%で、昨年(32.7%)に比べて大きく増えた。4年前の2011年には30%にも至らなかった数値が最近急増した。

「他の支出を減らしても自分が望む製品は必ず買う」と答えた40代の男性たちも36.3%に達した。前年同期(30.8%)に比べて非常に高くなった数値だ。50代男性(29.1%)と比較すると、40代男性の消費性向はよりいっそう目立つ。

しかし買いたいと言って、すべて買うわけではない。彼らは現在の大韓民国で最も合理的な消費層中の一つだ。「購入する前にいろいろな所を十分に比較した後に物を買う」という項目で「そうだ」と答えた40代男性の応答率は66.5%に達した。同じ年齢帯の女性らの応答率64.8%よりも高い数値だ。几帳面なショッピング面でも、おじさんがおばさんよりも一枚上手だ。

40代の男性らがこのように合理的な消費階層として浮上しているのは、彼らが豊かな90年代を体験し、個性のある消費を指向してきたためだと分析される。ホ・ウォング第一企画チーム長は、「いま40代の男性は1990年代当時、X世代と呼ばれて購買力が大きくて消費の好みも明確だった階層」とし、「彼らはインターネットショッピングにもなじんで、オンライン・オフラインの制約なしに自分の望むものを購入する特徴がある」と明らかにした。ホ・ウォング チーム長は、特に「最近、無限に挑戦の『土曜日、土曜日は歌手だ』など、郷愁を刺激する文化コンテンツの出現で、音源などの関連商品とサービスに対する消費が増加している」と語った。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-16 17:48:25




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