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映画「アベンジャーズ 2」ソウル撮影場面の経済的効果


  • 映画「アベンジャーズ 2」ソウル撮影場面の経済的効果
昨年、ソウルで一部の撮影を進行したハリウッドのブロックバスター映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(以下、『アベンジャーズ 2』)の開封を控えて、ソウルの登場シーンによる経済効果と関連して波紋が起きている。

22日、映画界によると、言論・配給試写会を通じて公開された『アベンジャーズ 2』編の上映時間141分のうち、ソウルで撮影された分量は7分ほどの戦闘場面を含めた20分前後だ。韓国以外でも南アフリカ共和国、英国、イタリアなど、他の国でも撮影されたと言う点を考慮すると多くはない分量だ。これについて、騒がしかった韓国内での撮影サポートに比べて残念な結果だったという反応と、適当な水準だという反応に分かれている。

映画振興委員会は昨年、撮影当時、韓国内での撮影による経済的効果を制作陣が使った費用と韓国内での雇用、外国人観光客数の増加などで876億ウォンと推算しており、韓国観光公社は直接効果は4000億ウォン、ブランド堤高を含めて長期的な効果を2兆ウォンと予想した。

韓国の映画社の関係者は「道路のアクション場面や地下鉄の場面の背景としてソウルの様子がそれほど最先端のイメージで表現されていないため、残念だ」とし、「観光側面で果たしてどれほどの効果があるか疑問」だと話した。反面、また別の映画関係者は「ソウルが登場する場面の分量がそれなりに長く、ソウルという点も目立っている」とし、「予想していたものよりも良かった」と伝えた。

SNS上でもネットユーザーの意見は分かれた。あるネットユーザーはツイッターを介して「都市を破壊する場面で広告効果を狙うなんてありえない」と皮肉った反面、他のネットユーザーは「ソウルはちょっとした楽しみで探してみる面白みがあるのであって、中心はアベンジャーズだ」と主張した。

昨年、ソウルでの撮影当時、市民は大きな不便を被っており、製作費の一部まで支援してあげたほどの観光効果があるのかという疑問が提示され、実際、映画が23日に公開されて韓国内の映画街を掌握すると予想されているだけに、この波紋は続くものと見受けられる。

制作陣は昨年3月末から16日間、ソウルの江南大路、麻浦大橋、三光島(セビッソム)、上岩洞、淸潭大橋、文来洞、などで撮影を進行した。制作陣の訪韓当時、韓国内の機関の撮影サポートはそれこそ全幅的だった。撮影期間、麻浦大橋、ワールドカップ北路などの道路が統制され、撮影地を経由する市内バスも路線を調整した。炭川駐車場は開放されなかった。昼間に撮影するところを夜明け前から統制しているという怨声も聞かれた。また、該当の映画は映画振興委員会が運営する「外国映像物の国内ロケーション」事業に選定されており、観光振興開発基金で造成された支援金から制作陣が韓国で使う製作費の20~30%の払い戻しを受ける。

『アベンジャーズ 2 』の国内製作費は100億ウォン程度と知られており、その場合30億ウォンまで払い戻しを受けることができる。

映画振興委員会の関係者は「国内撮影10日以上、国内執行費用20億ウォン以上が認定されれば30%の払い戻しを受けることができる」とし、「映画が公開されれば実際の制作費用を算定する過程を経て、支援費用を支給することになる」と話した。

映画振興委員会の映画館入場券統合電子網によると、この映画は韓国全土で1808のスクリーンを確保しており、午前10時40分現在の前売り占有率は94.5%に達する。現在まで75万4000人が前売りチケットを購入しており、これを通じた売上額だけで75億ウォンを超えた。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-22 14:00:43




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