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サムスン初のバイオシミラー、関節炎治療薬「SB4」を年内に発売


  • サムスン初のバイオシミラー、関節炎治療薬「SB4」を年内に発売
  • < サムスン、バイオ部門の売上高 >

サムスンが作ったバイオシミラーが今年、韓国市場に初めて登場しそうだ。サムスン・バイオエピス(Samsung Bioepis)の関係者は19日、「サムスン・バイオエピスの最初の製品である変形性関節症治療剤(SB4)が今年末に国内で、来年の上半期にはヨーロッパで発売される予定だ」と明らかにした。サムスン・バイオエピスはバイオシミラーを研究・開発・販売する会社で、製造者であるサムスン・バイオロジックス(Samsung BioLogics)のバイオシミラーを注文し生産して、国内市場に供給するという方針だ。 「SB4」はグローバルな製薬会社であるファイザー社の、関節リウマチ治療剤「エンブレル」のバイオシミラーだ。エンブレルは昨年、全世界で9兆5000億ウォンが販売されたブロックバスター級の医薬品だ。

これに先立ってサムスン・バイオエピスは3月、食品医薬品安全処にSB4の許可申請書を提出しており、今年下半期に安全処の許可が下り次第、薬を量産する計画だ。サムスン・バイオエピスはリウマチ関節炎のほか、乳がんと糖尿病治療薬も開発している。

製薬業界によると、2019年までに全世界のバイオシミラー市場は約550億ドルに達すると予測される。世界で最も売れている医薬品10種のうち7種がバイオ医薬品だ。バイオシミラーはオリジナル製品の特許が満了した時点から販売可能だが、2020年になると主要製品の特許が切れる。バイオシミラーの成長が期待される理由だ。

特にバイオ事業は、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が新樹種事業と目をつけるほどで、サムスンが育てている分野だ。サムスン・バイオロジックスの最大株主は、株式45.65%ずつを所有している第一毛織とサムスン電子だが、イ・ジェヨン副会長は第一毛織の最大株主(23.24%)だ。サムスン・バイオエピスの最大株主(90.3%)はサムスン・バイオロジックスだ。したがって、サムスンのバイオ事業はイ副会長-第一毛織-サムスン・バイオロジックス-サムスン・バイオエピスにつながる構造というわけだ。

サムスン・バイオエピスの関係者は、「今年で会社が設立されて満3年になるが、100人に過ぎなかった社員がこの間に430人に増えた」とし、「今年に入って成果が現れ始めた」と明らかにした。
  • 毎日経済_チョン・スンファン記者/イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-19 17:24:10




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