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韓国のフィンテックスタートアップ、日本市場に挑戦状


人工知能(AI)とモバイルの技術力を強みにして国内のフィンテック(Fintech)スタートアップが相次いで日本市場のドアをノックしている。最近、関連法を改正するなど積極的にフィンテックの育成政策を繰り広げている日本で韓国のフィンテックの風を吹かせるのが目標だ。

デイリー金融グループは日本のインターネット総合金融グループSBIグループから投資を誘致したと7日、明らかにした。今回の投資誘致をもとに先だって進出したロボアドバイザーの他にもブロックチェーン、仮想貨幣など国内事業の全分野を日本に進出させる予定だ。

2015年に設立されたデイリー金融グループは先立って去る9月、現地の投資諮問社ドアーズ・キャピタルを買収してロボアドバイザーを日本に進出させた。

現在、SBIグループ、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などとロボアドバイザーのプラットフォーム「PALMS」の年内リリースを目標に協議を進めている。日本で評判の退職年金市場をロボアドバイザーの最初のターゲットに設定した。

日本SBIグループ本社の主導で進められた今回の投資は日本SBIインベストメントが運営する「フィンテック・ファンド」から出資された。ファンドには横浜銀行、足利銀行など日本の地方金融会社のみならず、みずほ銀行、ソフトバックなど、フィンテックと連携性の高い企業が有限責任投資組合員(LP)として参加した。

韓国NFCはフォンTOフォン決済サービスで日本進出に成功した。販売者がカード決済端末を持っていなくともスマートフォンだけでカード決済やサムスンペイやアップルペイなど簡単決済をすることができるシステムだ。韓国NFCのファン・スンイク代表は「日本はクレジットカードを利用できる加盟店の数が絶対的に不足している」とし、「カード決済端末を購入する必要がないアプリケーションだけインストールすればクレジットカードで決済できるという点が日本の市場で通じた」と説明した。

技術力を認められて先月、日本ミロク情報サービス(MJS)から30億ウォンの投資を誘致した。MJSは日本の代表的な財務会計システム業者だ。

AIZENグローバルは金融会社が保有するビッグデータ分析を自動化する。これを通じて部署単位の意思決定を素早く下して新しい収益モデルを作ることができるようにする。銀行、保険会社などがAIZENを利用すると、カスタマイズされた金利提供など、消費者に個人かされた金融商品を提供することができる。

AIZENグルーバルのカン・ジョンソク代表は「最近、日本の保険会社と契約を進めている」と説明した。
  • 毎日経済 オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-11 00:45:25




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