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性暴力が隠れる場所はない

未検挙率が史上初5%に 

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  • < 年度別性犯罪未検挙率 >

性暴力事件で「完全犯罪」はもはや昔話になった。

警察が全体性犯罪事件のうち、犯人を検挙できていない割合が昨年史上初の一桁である「5.0%」まで下がったことが確認された。職場のセクハラなどに対する被害女性達の積極的な申告と警察の事前認知捜査、専門担当捜査チーム・先端捜査技法活用などがかみ合わさり、未検挙率が画期的に低くなったという分析だ。

毎日経済新聞が15日、警察庁が出した年度別「性犯罪未検挙率現況」を把握した結果、警察は昨年発生した性犯罪2万9517件のうち95.0%の2万8034件で犯人検挙に成功した。これによる未検挙率は5.0%で、歴代最低値を記録した。性犯罪の未検挙率は、2010年に11.4%、2011年に15.6%、2012年に15.5%、2013年に11.1%など10%初中盤帯を推移していた。直前年度の2013年と比較しても未検挙率が何と6.1%ポイントも低くなったのだ。

警察庁の関係者は、「2013年、全国16カ所の地方警察庁に性暴行特別捜査隊を設置し、女性団体と連携した事前認知捜査拡大、先端捜査技法活用などで、最終的に性犯罪未検挙率が史上初めて10%内である5.0%を記録したこと見られる」と伝えた。この関係者は「何よりも性犯罪被害者の意識の変化で犯罪発生時に積極的な申告措置と警察の初動対処が有機的になされて検挙率を大幅に引き上げることができた」と強調した。

現在、警察性暴行捜査担当者は、性暴力特別捜査隊208人(地方庁)をはじめ、専門担当捜査チーム592名(一線で)にフル稼働している。警察は、性犯罪事前認知と検挙率の向上のためにグッドネイバーズなど児童保護団体はもちろん、全国性暴行相談所協議会、大韓老人会、大韓女医師協会など関連団体とホットラインを構築し、犯罪対応要領と被害救済措置にも積極的に乗り出している。

警察庁の関係者は、「児童性犯罪、老人性犯罪などの犯罪の特性ごとに関連団体と強固な協業体系を構築した」とし、「これを通じて相談と同時に申告を誘導する事例も高まった」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ジェチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-16 15:58:32




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