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昨年の経済発展1位の都市は「マカオ」…ソウルは?

1人当たりのGDP成長率8%…韓国は大田59位・ソウル105位 

昨年、世界の主要都市圏域で最も優れた「経済的成果」を上げたのは、マカオであることが明らかになった。韓国では大田(テジョン)が比較的良好な成績を得た。

米国ブルッキングス研究所は、世界中の300大都市(GDP基準)の2014年の雇用増加率と1人当たりの国内総生産(GDP)の伸び率をもとに都市別経済パフォーマンスを分析した「グローバル・メトロ・モニター2014」レポートを最近、発表した。

レポートによると、昨年最も優れた経済的成果を収めた都市は、中国の特別行政区マカオだった。前年度も1位だったマカオは、昨年1人当たりのGDP成長率が年8.0%に達し、雇用増加率は4.2%になった。報告書は「ギャンブル産業が率いた貿易と観光部門が昨年のマカオの成長率を押し上げた」と説明した。

マカオには、30以上のカジノがあることが分かった。今回の調査対象となった300大都市のうち、最上位の5分位(1~60位)にランクされた都市の半分以上は中国の都市が占めたことが分かった。最上位10都市にもマカオをはじめ、昆明(6位)、杭州(7位)、廈門(8位)、福州(10位)などが名を連ねた。産業化が進んだ沿岸都市ではなく、まだ開発がされていない内陸都市が良い成績を収めた。

最上位圏で中国と双璧を成した国はトルコだった。特に、第2位~4位までをイズミル、イスタンブール、ブルサなどのトルコの都市がさらって、急速に成長している新興国の姿を見せてくれた。これは、ヨーロッパとアジアの境界に位置する地理的利点に加えて、道路インフラと金融サービスへの投資を大幅に増やしたためだと研究所は分析した。アラブ首長国連邦のドバイが5位に上がって、中国とトルコを除く国の都市では唯一10位圏に入った。

韓国では、大田が1人当たりのGDP成長率3.0%、雇用増加率2.6%で59位、光州(89位)と大邱(93位)が後に続いた。また、ソウルと仁川が一つの大都市圏域に囲まれて105位を占めており、釜山 - 蔚山が121位に記録され、合計5つの都市圏域が順位に上がった。

1人当たりのGDPと雇用の絶対的な規模ではなく、最近1年間での増加率をもとに順位が付けられたレポートで、先進国の都市の名前を見つけるのは困難であった。それでも、米国テキサス州オースティン(38位)とヒューストン(39位)、ノースカロライナ州ローリー(41位)、カリフォルニア州フレズノ(49位)などが最上位の5分位内に入った。世界的な金融市場である英国ロンドンも金融サービス業界の持続的な発展のために26位を占めた。

日本は東京が201位で最も順位が高く、浜松、静岡、名古屋など13都市がすべて中・下位圏である200位圏にとどまった。

最下位はタイの首都バンコクであることが明らかになった。バンコクは、製造・貿易と観光産業が「貧血症状」を見せ、成長と雇用の両方が後退したと伝えた。昨年5月に軍部がクーデターを起こした当時、政治的騒乱が最もひどかった場所だった。
  • 毎日経済 ヨン・ギュオク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-25 15:36:27




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