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「ナッツリターン」趙顕娥前副社長側の懐柔受けた疑惑の客室乗務員が出廷

「母を通じて教授職の提案受けたが拒絶した」自身の名誉回復を希望 

『ナッツリターン』事件以降、趙顕娥(チョ・ヒョナ)前大韓航空副社長側から懐柔を受けたという疑惑がおきていた女性乗務員キム某氏が「母を通じて教授職の提案を受けたが受け入れなかった」と話した。

30日午後、ソウル西部地裁第12刑事部(オ・ソンウ部長判事)審理として開かれた2次公判に検察側の証人として出席したキム氏は涙を見せながらこのように証言した。キム氏は先月5日(アメリカ現地時間)大韓航空KE086便のファーストクラスでパク・チャンジン事務長と共に趙前副社長からナッツ類のサービスと関連して暴言と暴行を受けたまた別の被害者だ。この日パク事務長は出席しなかった。

しかし、その後彼女は国土交通部及び検察の調査にて会社の懐柔を受けて虚偽陳述をし、その対価として教授職を提案されたという疑惑が提議され世論から袋叩きにあった。事件が発生して以降、キム氏が公開の席上に姿を見せることはこの日が初めてだ。

黒い服装で法廷に立った彼女は証人尋問が進行される間、感情が込み上げたような深いため息と共に涙を含んだ声で話した。彼女は「先月中旬頃、会社関係者が実母に電話をして趙前副社長が直接家を訪ねて謝罪したいと話した」とし「その際、母に『謝罪に協力してくれるのであれば、教授職の機会があるのではないか』と話した」と証言した。

そうしながらも「けれど私は謝罪を受ける考えがなかったため、趙前副社長を避けて四日間家に帰ることが出来なかった」と提案を拒絶したいう趣旨で答えた。キム氏は不安な気持ちにこのことをパク事務長に電話で打ち明けたが、突然パク事務長がこれを事実とは変えてメディアに暴露したと主張した。

キム氏は「とても怖く不安で一部始終を説明し、助言を求めた」とし「けれどパク事務長はTVに出演して私が教授職の提案を受けて偽証したと主張し、その時から私の身の上がインターネットに流布されて偽証した女となった」と話した。

彼女は尋問後に「母を通じて教授職の提案を受けたが受け入れなかったということか」という裁判部の質問に「私と私の母は真正性のない謝罪を受ける考えは全く無かった」と重ねて強調した。またキム氏は「私はどんな懐柔にも飲み込まれず、検察にて偽証したこともないということを話したい」とし「以前に戻ることが出来ないことは分かっているが、私の名誉だけでも回復したい」と涙ぐんだ。

この日の証人尋問が終わった後、「キム氏に言うことがあれば話しなさい」という裁判部の言葉に趙前副社長はキム氏と目を合わせないまま、深く首をもたげて「本人にこの場を借りて心からお詫びする」と短く話した。
  • 毎日経済_ウォン・ヨファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-30 17:50:12




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