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昨年の児童虐待、1万件に迫る…1年ぶりに44%急増

保健福祉部 

昨年、児童虐待と判定された件数が大幅に増え、1万件に迫ったことが分かった。

12日、保健福祉部が国会女性家族委員会イ・ジャスミン(Jasmine Lee)議員(セヌリ党)に提出した資料によると、昨年全国で児童虐待と判定された件数は合計9823件で、前年と比べて45%増加したことが明らかになった。

児童虐待申告件数は1万7789件で、同期間36%増加した。

児童虐待申告・判定件数が急増したのは、様々な児童虐待事件がマスコミに知られて社会的な関心が急増したことと、昨年9月に児童虐待に対する処罰を強化して、被害児童の迅速な保護が可能な「児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法」が施行されたためとみられる。

児童虐待の種類別にみると、放任のケースが1851件で最も多く、精神的虐待(1528件)、身体的虐待(1415件)、性的虐待(295件)の順となっている。残りの4734件は重複虐待だった。

児童虐待で病院に入院した件数は57件で、死亡したケースは20件だ。2013年の児童虐待死亡件数は22件だった。

虐待判定を受けた件数のうちの1397件は、告訴や告発につながり、ほとんどが持続観察(7376件)中であることが分かった。

児童虐待が起きた場所は、家(8458件)が圧倒的に多く、保育園(273件)、福祉施設(223件)、家の近くや道端(178件)が続いた。

去る1月、仁川で発生した保育園暴行事件のように保育教職員が児童を虐待したケースは267件で、2013年(202件)より24.3%増えた。

イ・ジャスミン議員は「保育園、児童虐待を防ぐためには、幼稚園と保育士などの資格強化と教育、処遇の改善などを通じて申告義務を強化し、児童虐待防止のための職務研修を実施するなど、実効性の対策が施さなければならないだろう」とアドバイスした。
  • 毎経ドットコム コ・ドゥクグァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-12 08:26:10




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