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駐韓米国大使襲撃の金基宗、7回訪朝…国保法違反について検討


警察が5日、世宗文化会館でマーク・リペット駐韓米国大使を襲撃した金基宗(キム・ギジョン)氏の過去の北朝鮮往来行跡などの捜査結果をもとに、国家保安法違反の有無を検討することにした。

鍾路警察署のユン・ミョンソン署長は6日午前、ソウル鍾路警察署の小会議室でリペット駐韓米国大使の襲撃に関連するブリーフィングで「殺人の未必の故意が認められる」とし「(金基宗氏に)殺人未遂罪を適用するかどうかを検討中」と明らかにした。続いて、ユン署長「現在、金基宗氏の住居の押収捜索を進めている」とし「進行の結果に応じて、新たな証拠や関連する事実が出てくる場合、追加的に捜査範囲を拡大することができる」と説明した。

ユン署長また「金基宗氏は、1999年から2010年まで計7回、北朝鮮を往来したことが分かった」とし「被疑者金基宗が北朝鮮を往来した事実と、今回の米大使の犯罪との関連の有無を集中的に調査している」と捜査の中間結果を発表した。

鍾路警察署のアン・チョンス刑事課長は「被疑者・金基宗の背後について継続調査している」とし「北朝鮮を7回往来したという点に注目して調査している」と述べた。続いて「(金基宗の事務所などの)家宅捜索を進めたため、国家保安法違反の有無は、家宅捜索で出てくる証拠品をもとに、より多くの調査を行う」と付け加えた。

先立って、警察はリペット大使を凶器で攻撃して検挙されたウリマダンドクトチキミの金基宗代表のソウル西大門区滄川のオフィス兼自宅を家宅捜索した。警察は裁判所から令状を取り、この日の午前4時50分頃、捜査本部所属の25人を投入して、今回の犯行に関連した文書と金氏のコンピュータのハードディスクなどを確保している。警察はこの日、入手した資料をもとに、今回の犯行の準備過程と犯行動機などを捜査する方針だ。特に警察は、犯行の背後勢力や共犯者がいるのかも捜査する計画だ。

金氏は警察の調査で、南北対話を妨げる「戦争訓練」を中断させ、戦時作戦統制権を返還させるためにリペット大使を攻撃しており、単独犯行と主張したと伝えられた。警察はこの日、金氏の自宅とオフィスのほか、携帯電話の通話及びメッセージ送受信履歴などの家宅捜索の令状も取った。

金氏は5日午前7時40分頃、ソウル鍾路区世宗文化会館世宗ホールで開かれた民族和解協力汎国民協議会会が主催した講演会会場に25㎝の長さの凶器でリペット大使の顔と左手首などを刺して現場で逮捕された。
  • 毎経ドットコム_チョン・ジョンホン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-06 09:37:53




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