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道路脇で採取した野草、本当に食べても大丈夫?

道路沿いに生えていたヨモギから最大6倍を超える鉛が検出される 

本格的な春が到来し、ナムル(食用の草、山菜)を食べる機会が多くなった。ナムルは、一般的にマートや伝統市場で購入したりするが、時には道路沿いやトンネル周辺に生えているナムルを採取したりもする。しかし、道路沿いのナムルは、なるべく食用にすることを避けなければならないという調査結果が出た。

京畿道保健環境研究院は「京畿地域の道路沿いの土壌汚染実態調査研究」の結果を10日に発表した。

研究者は、2014年の1年間、道内12の市郡の道路沿いの土壌とヨモギを対象に、鉛、カドミウムなどの重金属7つの項目に対する汚染実態調査を実施した。調査結果、41個の土壌サンプルはすべて重金属が韓国森林土壌の平均値よりも低く、比較的安全であることが分かった。また、車両運行の台数や道路年齢や土壌汚染度との相関関係は、概ね低いことが分かった。

一方、ヨモギのサンプル37個のうち、29.7%に達する11個のサンプルから、基準値以上の鉛が検出された。検出濃度は1.821~0.335ミリグラム/キログラムで、食品公典安全基準(0.3ミリグラム/キログラム)に比べて最大6倍を超えた。検出地域の類型は、高速道路沿いが4か所で最も多く、トンネル3か所、国道3か所、専用道路1か所の順だった。

イ・ジョンボク研究院長は「春に道路周辺でヨモギなどのナムルを採取して食用にする場合が多いが、ともすれば重金属で汚染されたナムルを摂取することもあるため、可能なかぎり食用にせず、もし摂取する場合は、汚染が少ない地域で選別的に採取し、きれいに洗浄して摂取することが望ましい」と述べた。
  • 毎経ドットコム_ジャン・ジュヨウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-10 09:53:28




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