トップ > コリアナウ > 政治 > 政府と企業がサポートしている大学フードトラック、雇用創出効果は?

政府と企業がサポートしている大学フードトラック、雇用創出効果は?

路上商圏との衝突などは解決すべき課題 

  • 政府と企業がサポートしている大学フードトラック、雇用創出効果は?
△写真=18日、延世大学でキャンパス・フードトラック・プロジェクトの了解覚書(MOU)締結式が開かれた。締結式に出席した大学生は延世大学アンダーウッド館の周辺に駐車されたフードトラックを訪れ、創業先輩たちにコンサルティングを受けている。 [キム・ホヨン記者]

フードトラックが来る5月から大学のキャンパス内で営業が可能になるものと見られる。政府はフードトラックが大学のキャンパス内で営業できるように、食品衛生法施行規則等の関連規定をなるべく早く改正する予定だ。フードトラックは青年創業を活性化し、失業問題を解決する代案として長い間議論されてきた。

大統領直属機構である青年委員会は18日、延世大にて青年らにフードトラック創業を支援する「キャンパス・フードトラック・プロジェクト」の了解覚書(MOU)締結式を開催した。このプロジェクトは、青年委員会が、現代自動車、コフィン・グルナル(Coffine Gurunaru)、ジョーズフード(Jaws Food)、ジェネシスBBQ(Genesis BBQ)、延世大学、西江大学、建国大学など、7つの機関と手を取って大学生がキャンパス内でフードトラックを運営できるように支援するワンストップ支援モデル事業だ。

現代自動車はフードトラックのための車両と車両の改造を無償で支援し、フランチャイズ業者のコフィン・グルナル、ジェネシスBBQ、ジョーズフードは、教育を担当する。延世大、西江大、建国大は校内営業所を提供する予定だ。青年委員会のシン・ヨンハン委員長は、「この事業が成功できるように政府と協力し、関連規制を5月前に解決する計画だ」と話した。プロジェクトはまず、その学校の在校生と卒業生を中心に参加者を選別した後、事前教育を実施する。車両の改造と認許可、衛生教育、営業申告も5月までに終らせる計画だ。

フードトラックは、朴槿惠(パク・クネ) 大統領の関心の中で推進されてきた代表的な「爪下の棘の抜き取り」の事例で、青年雇用創出に大きく寄与するものと期待された。しかし、昨年8月に初めてフードトラック改造が合法化された後、今年2月まで改造承認を受けたフードトラックは74台にとどまるほど実績が振るわなかった。当初、政府がトラック改造の需要が2000台余りあり、働き口6000以上の創出効果があると期待したものとは程遠い実績だ。

今回、政府が大学内のフードトラック運営の許容を推進することも実績が低迷すると、大学を引き入れようとしているのではないかという指摘が出ている。1校当たりフードトラック2~3台だけを許可すると予想される状況で、青年委員会が主張する就業率の改善と創業振興効果が十分かどうかに対しても疑問が提起されている。大学街の既存商圏と衝突することも問題点として指摘されている。

これに対して青年委員会は、「フードトラックの営業時間を大学内に入店した業者の営業時間が終わる午後6時から深夜までに定めるなど、競合を最小限に抑える方法を議論中だ」と語った。夜遅く図書館や寮にいる学生を対象としても、十分に収益を創出できるということだ。彼は、「校当たり許容されたフードトラックの数が少ないため、既存の大学に入店した業者の売上高にも大きな影響を及ばさないだろう」と説明した。
  • 毎日経済_キム・ジェグァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-18 17:53:13




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア