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中央大学校、学科制を維持する「妥協案」を提示し一歩引き下がる

大学の構造改革「おおさわぎ」 

教育部の大学構造改革発表を5ヶ月後に控え、大学界の反発が激しくなるにつれて、一部の大学が学科の構造調整計画を一部修正するなどして陣痛を経験している。中央大学校は24日、学科制の廃止を核心にした「学士構造先進化計画案」に対する反対世論が大学の内外で提起されるやいなや、一部を修正した妥協案を提示した。修正案は人気が低く定員割れの専攻科目を、類似した学問科目どうしでまとめる「融合・複合基盤専攻」として指定し、各単科大学(学部に相当)の専攻選択の時期を細分化するなどの内容を盛り込んでいる。

学校関係者は、「今回の修正案はこれまで計画案で指定された専攻選択権が、人気の低い学科を枯死させうるという反対世論を勘案して出した」とし、「専攻を無くす基準である閉講率などを、今年の夏までに決定するだろう」と語った。たとえば独語・独文専攻の場合、選択学生の数が少ない場合は、別の不人気専攻と組み合せて「融合・複合基盤専攻」として維持された後、一定期間後に(人文・社会系は2年1学期以降)その専攻が生き返ることもありうる。しかし、身分が不安定になった教授らと一方的な構造調整に反対する学生の反発で、大学側の構造調整が確定されるかは未知数だ。

梨花女子大学校は先月、大学評議員会を通じて「新産業融合大学」(学部に相当)を作り、この学部の所属として融合コンテンツ学科など、7つの学科を新設することにした。既存の類似学科はここに統合され、既存の音楽大学と造形芸術大学では、2016年度の入学定員はそれぞれ23人と9人が削減される。学生は「学校の一方的な構造調整に反対する」として、学校側の案を拒否している。

最近、建国大学も2016年度学士構造調整を発表し、一部の学科を統廃合して、10科を減らすことにした。このような大学の構造調整は来る8月、等級別の定員削減を強制する大学構造改革による事前措置だ。しかし学生と教授の強力な反発で、大学界の混乱は大きくなっている。

キム・ヘスク梨花女子大学哲学科教授はこの日、「教育部や大学当局の一方通行式の構造調整は、所期の成果を収め難く、人文学と人文大学(人文学科)の荒廃ないし予想をこえた萎縮をもたらすだろう」と主張した。

教育部は、人文系列の萎縮を誘導する構造調整は避けたいという立場に、一歩退いた。この日、西江(ソガン)大学を訪れた黄祐呂(ファン・ウヨ)社会副総理兼教育部長官は、「わが国の人文学がどんな環境でも萎縮するならば、あまりにも大きな損失であり間違った方向」だと語った。
  • 毎日経済_ムン・イルホ記者/キム・スヨン記者/アン・ガプソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-24 17:28:11




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