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安い近所のパン屋より雰囲気のいいフランチャイズパン屋を好む

韓国の消費者710%、パンもブランドを買う 

  • 安い近所のパン屋より雰囲気のいいフランチャイズパン屋を好む

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韓国の消費者の行動は面白い。

味が似ていて価格も安いと認めながらも、みすぼらしい町のパン屋ではなく、名前の知られた大企業の加盟店を利用する。経済学の教科書では消費者が価格が安いところに集まるという仮定の下、消費と供給グラフを描くが、ここまで来れば本を書き換きかえなくてはいけない局面だ。

市場調査専門企業マクロミルエムブレインのトレンドモニター(trendmonitor.co.kr)が今年3月、ソウルなどの大都市で成人男女1000人を対象に「近所のパン屋とフランチャイズパン屋」について比較調査を実施した結果、回答者の69.6%がフランチャイズのパン屋を多く利用すると明らかにした。近所のパン屋を利用するという消費者は17.8%だった。

特に女性(70.2%)と30代(10.3%)消費者のフランチャイズのパン屋の利用が目立っており、40代と50代の消費者の半分以上が、特定のブランドを考慮することが分かった。

この調査で目立つ部分は、近所のパン屋はフランチャイズのパン屋と味が似ていて、価格は近所のパン屋のほうが安いという意見が支配的だったという点だ。結局、韓国の消費者は低価格で情をやり取りするような雰囲気ではなく、きちんとした信頼性の高いブランドイメージに引かれているわけだ。

フランチャイズのパン屋に対する消費者のイメージは、製品が多様で(42.8%、複数回答)、大衆的で(42.8%)、便利だ(36.9%)が主流を成した。また、信頼して食べることができる(30.6%)、きれいだ(27.9%)、衛生的(27.3%)という意見も多かった。

これに反して、近所のパン屋は価格が安く(44.6%)、フレンドリーで(44.3%)、情がある(39.1%)というイメージを持ったことが分かった。

フランチャイズのパン屋を主に利用する消費者が重要に考えている項目は「割引及びポイントなどの連携サービス(50.8%)」であり、回答者の77%が「近所のパン屋の連合会でメンバーシップカードを作成するのであれば、将来利用する意向がある」と明らかにした。

パン屋の利用時間は退勤時間の夕方8~10時が近所のパン屋(34.4%)、フランチャイズのパン屋(38.2%)共に最も多く、パンを食べる回数は週2~3回が41.9%と最も多く、好んで食べる時間は夕食の後(59.4%)と昼食の後~夕食前(57.2%)と、食事の代わりではなく、間食として食べる割合が圧倒的だった。
  • O2CNI_Lim, Chul/資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2015-04-19 09:00:00




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