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政府がセウォル号引き揚げを確定、早ければ9月から現場作業着手


  • 政府がセウォル号引き揚げを確定、早ければ9月から現場作業着手
政府が22日、沈没したセウォル号の船体引き揚げを公式的に確定した。

中央災難安全対策本部(中対本)は22日、第15次中央災難安全対策本部会議を開き、海洋水産部が提出した「セウォル号船体引き揚げ決定(案)」を原案通りに審議・確定したと明かした。

この日の会議には主務省庁である国民安全処と海洋水産部など17つの関連部処21名が参加した。審議結果、中対本は海洋水産部が提出したセウォル号船体引き揚げ決定案を原案通りに確定した。

中対本はまた、海洋水産部に具体的な引き揚げを推進する過程において▲行方不明者流出防止および船体損傷最小化対策 ▲引き揚げ時の危険と不確実性にたいする十分な事前対策 ▲引き揚げ過程中の安全対策と非常退避計画 ▲残存油処理など海洋汚染防止対策 ▲引き揚げ決定後、後続対策などを考慮するように願った。

中対本のパク・インヨン本部長(安全処長官)は「政府はこの決定により、引き揚げと関連された部処別役割を十分に準備してセウォル号船体引き揚げが成功するように総力を尽くす」と説明した。

主務部処である海洋水産部は今回の引き揚げ決定により、後続措置計画を準備した。まず海洋水産部は技術力と経験のある国内および海外業者を対象に技術提案書の提出を受け適合した引き揚げ業者を選定するための手続きに突入する。

引き揚げ業者が選定されれば、約3ヶ月間の引き揚げ設計を実施、現場条件に合う最適の設計案を準備する。同時に海洋水産部は引き揚げのための各種材料および装置、海上作業基地設置、船体内油類除去などの現場作業を9月中に着手する予定だ。

特に、海洋水産部は引き揚げ業者選定と設計過程から事前準備と技術検証過程を通じて、危険と不確実性を最小化し、引き揚げ時に発生する可能性がある行方不明者流出を防ぐための防止策を用意する。

また、海洋水産部は引き揚げ過程にて2次安全事故が発生しないように、安全対策も徹底して準備する計画だ。

一方、海洋水産部は船体引き揚げと関連した業務を推進するために、専担部署を設置して必要な尽力と予算も行政自治部・企画財務部との協議を通じて適時確保することとした。

海洋水産部ユ・ギジュン長官は「昨年1年間、言葉にならない苦しみと悲しみでつらい時間を送ってきた行方不明者家族と遺族に深く慰労の言葉を申し上げる」とし、「今後船体引き揚げ過程にて、行方不明者家族と遺族と緊密に疎通するなどセウォル号船体引き揚げと行方不明者捜索に政府レベルですべての努力を尽くす」と伝えた。
  • 毎経ドットコム_デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-22 11:42:16




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