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「露店商も通りの文化」86.3%が同意

不法営業ではあるものの、道行く人には面白さを提供する露店商 

  • 「露店商も通りの文化」86.3%が同意
仁川広域市の富平(プピョン)駅一帯で営業中の露店商が撤去の危機に置かれた。周辺にある商店の営業権を侵害してゴミをむやみに捨てるという住民の苦情によって、区庁が整備すると脅しをかけたのだ。露店商は反発しているが、商売を順調に行うことは難しくなる見通しだ。

周辺の商人にとって露店商は悩みの種だ。顧客を奪って、税金を納めないで営業をしていると怒っている。一方、露店商が顧客を引きつけるのに一役買うからと、露店商を誘致する地域もある。

では、韓国人は露店商についてどう考えているのだろうか。市場調査専門企業のトレンドモニターがこれに対する答えを出した。

トレンドモニターは、ここ3か月間に露店を利用した経験のある韓国全国の成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査で、「露店商は日常生活に必要な存在だという肯定的な評価が優勢なことが分かった」と明らかにした。

調査の結果、回答者の72.7%が露店商が必要だと答えており、年齢が高いほど露店商の必要性に共感する態度を見せた。

露店商が必要な理由については、「見物したり、買って食べる楽しみが大きい」という意見が66.7%(重複回答)で最も多く、「生計型露店商を保護するために」(48.1%)という回答が後に続いた。

露店商が必要ないという消費者は賃貸料や税金を納めない露店商により商圏の公正性が乱されており(51.7%)、不法に運営されるため(47.1%)反対するという意見が支配的だった。カード決済ができないため脱税が行われる(35.6%)という主張も同じ脈絡だと見ることができる。

露店商に対する全体的な認識は、寛大な方だと分析された。「露店商も一つの通りの文化」だということに全体回答者の86.3%が同意し、10人中に1人(69.1%)は露店商があると何だか情感を抱くということに票を投じた。また、回答者の78.4%は露店商が消えると、どこか寂しということに意見が一致した。

一部の都市で実施している露店商に特化した通りについても、肯定的な見方が多い方だ。回答者の86%が露店商に特化した通りは、デパートやロデオ通りのような新しいショッピング文化として定着するということに同意し、特化した通りが韓国の伝統文化を守るのに役立つだろうということにも62.6%が意見を同じくした。

露店商を利用する最も大きな理由は「歩いていて目に入ったから」という意見が80.5%で圧倒的な多数を占め、主に購入する製品は靴下やストッキング(57.8%)であり、主に買って食べるものは粉食類(71.4%)と串焼き類(41.6%)が多いことが分かった。
  • O2CNI_Lim, Chul/資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2015-05-17 09:00:00




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