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延世大学、清掃労働者の「幸せの涙」


  • 延世大学、清掃労働者の「幸せの涙」
昨年11月27日、仁川市延寿区の松島国際新都市にある延世大学国際キャンパス内の寮で清掃と警備の仕事をしてきた労働者23人は、委託先の業者から「解雇予告通知書」を受けた。

大学側が業者と再契約をする際に最安値入札を条件に掲げ、業者はコストを削減するために清掃・警備労働者72人のうち23人を解雇すると通知したのだ。

悔しい思いをした清掃・警備の労働者は、力を集めてストライキに突入し、これを見守っていた学生もストライキに参加した。学生たちは大学の総務課に抗議訪問し、雇用承継を促す署名運動を行うなど、誰よりも積極的だった。

最終的には学校側が、学生と労働者の意見を受け入れ、4か月ぶりに全員の復職を決定した。以来、清掃・警備の労働者たちは、感謝の気持ちを込めて、キャンパス内に壁新聞を貼り付けたが、この心温まるニュースはインターネットを通じて広がった。

大学内に貼られた壁新聞を見ると、「(ストライキに)疲れた頃(学生が)文化祭を開催して笑いと感動をくれた」とし、「勉強ばかりして、周りの人には無関心だろうと思ったが、やっぱり名門大学は学生自らが作っていくものだった」と書かれている。また、「4か月間の長い闘争によって、季節の美しさも忘れて過ごすところだった」とし、「人生をより長く生きてきたが、私たちは学生から多くのことを学んだ」と説明した。続いて「私たちの生活の基盤でもあるが、学生の教育空間と学生の行事を共にする」とし「本当にありがたく感謝する、愛してる」という文で締めくくられている。
  • 毎経ドットコム_チェ・イクホ記者/チェ・ジェヒョン グラフィックインターン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-19 17:10:40




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