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コリアナウ > 政治 > 優れた外国人には韓国の永住権獲得の機会を大きく開く
今後、優れた能力を持つ外国人は韓国での滞在期間に関係なく、永住権を簡単に獲得することができるようになる。
韓国の法務部は、優れた外国の人材が国内へ簡単に定着できるように、6月1日から永住資格点数制を施行すると20日に明らかにした。
新しい制度によると、必須項目と選択項目で、それぞれ一定の点数以上を獲得した外国人は、滞在期間にかかわらず、あるいは1年間だけ滞在しても、韓国の永住権(F-5)を得ることができる。必須項目は、世界的な認知度、研究実績、大企業での勤務経験、優れた才能などで構成され、選択項目は年間の所得、韓国内の資産、学歴、韓国語能力などで構成されている。
これまでは、5年以上滞在した外国人のうち、申請者を審査して永住資格を付与してきたが、資格の要件が厳しいうえに審査期間が長く、優秀な外国人材の韓国居住を阻害するという批判を受けてきた。審査基準が定量化されておらず、不明確で恣意的という意見もあった。
法務部の関係者は、「永住資格取得要件を点数で明確に規定して業務の公正性と予測可能性を高め、優秀な人材の国内定着を誘導する」と制度に大きな期待をかけていると述べた。
韓国政府は、昨年12月に「2015年 経済政策の方向」を発表し、ヒューマンFTA政策を推進すると明らかにしている。これは、ビザの発給や居住資格の審査に点数制を導入して、優秀な人材には韓国の門戸を開放するという案で、今回の永住資格点数制度もその一環として、評価されている。