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食中毒事故が多いと思ったら…冷凍食品を常温配達

トラック運転手が燃料代を節約しようと冷却装置を切る…28人摘発 

車の燃料代を節約するために、冷却装置を稼働させないまま冷凍食品を輸送したトラックの運転手が大量に警察に摘発された。

80トンほどの凍らせていない冷凍食品が、大型の飲食店はもちろん、学校などにも納品されたことが分かった。

釜山海雲台警察署は、釜山地方食品医薬品安全庁の危害事犯調査チームと合同で、常温の状態で冷凍食材を運んだ疑い(食品衛生法違反など)でトラック運転手28人を書類送検したと20日、明らかにした。

彼らは車両を運転しながら、冷凍装置を作動させずに餃子、エビ、肉などの冷凍食品・材料85トン(時価1億7000万ウォン相当)を釜山・慶南一帯の大型飲食店や学校などへ運搬した疑いを持たれている。

食品衛生法では、冷凍食品を流通する際にマイナス18度以下を維持するように規定しているが、該当のトラックの荷台の温度はマイナス3度から摂氏4度に過ぎなかった。調査の結果、彼らは冷却装置を稼働するとトラックの燃料代が通常より30%ほど多くかかるため、いわゆる「トッタギ」と呼ばれる装置をトラック内にこっそり設置して取り締まりを避けてきた。

警察に摘発された「トッタギ」はクーラーを稼動していなくても、マイナス18度以下に荷台の温度を維持しているかのように操作することができる装置だ。主にトラック内の灰皿、キーボックス、シートの下などの見えない場所に隠して使用していたことが分かった。

海雲台警察署の関係者は、「ソウルから釜山まで大型トラックで輸送するとき、冷却器を稼動していない場合は約50リットルの燃料を節約できることが分かった」とし「このような事実を知らない業者2社の食材検収スタッフは、操作された温度記録を確認して、冷凍食材の納品を受けていた」と述べた。

この関係者は、「冬に食中毒事故が急増することに着目して捜査に着手、冷凍食品の輸送車両業者を取り締まった」とし「不法温度調節装置の供給役などを追跡するなど、捜査を拡大している」と付け加えた。
  • 毎日経済 釜山=パク・ドンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-20 14:06:43




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