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韓国政府、海外の仕事斡旋機能を強化


韓国政府は、青年の海外就職を増やすために仕事の斡旋機能を大幅に強化して、韓国で取得した資格が外国で認められるように関係部署と推進することにした。政府は、このような海外就職活性化政策を通じて、昨年5000人程度だった海外就業者を2017年までに年間1万人規模に増やすという目標を立てた。

8日、企画財政部と雇用労働部によると、政府は来月中に、海外就職支援プログラムである「ケイムーブ(K-Move)」改編案を骨子とした青年海外就職活性化対策を発表する計画だ。政府はまず15の重点国を選定して、就職有望職種と不足している人材の需要、雇用の前提条件などを調べて公開することにした。

有望業種では「カスタム」人材養成に乗り出す。イ・ミョンバク政府のときの「グローバル青年リーダー10万人養成プロジェクト」や現政権のケイムーブなど、青年の海外就業に関する政策は絶えず出されてきたが、短期研修や就業者を増やすことにだけ焦点が合っていたという批判を受けてきた。政府が提供する海外の仕事情報も青年たちが好まないアジア地域の国家の単純職の仕事に偏っており、大きな助けになっていないという指摘があった。

雇用部の関係者は、「これまで、海外就職の『量』に焦点が当たっていたとしたら、今後、就職情報の提供を国別・分野別に細分化して斡旋機能を強化して『質』を高める」とし「世界を対象に膨大な就業データベース(DB)を作成する予定」と述べた。未来創造科学部、産業通商資源部、保健福祉部などの各政府部処が収集した海外就職情報は「ワールドジョブプラス」のホームページ(www.worldjob.or.kr)とモバイル・アプリケーションを介して閲覧できるようになる。

政府は、韓国内の資格が海外で認められるようにする案も推進する。今は、情報処理技師、情報処理産業技師など、IT分野の資格の一部が中国で同等の資格として認められている程度であり、外国で通じる国内資格は多くない。昨年からアブダビ保健庁が韓国医療関係者の免許証の認証を推進しているが、まだ確定していない。韓国内で取った資格が海外の多くの国で通じれば、看護師のような専門職の海外進出が拡大するというのが政府の分析だ。

就職との連携性が少ないという指摘を受けたケイムーブ事業は全面再整備される。海外就職のための職務研修、語学研修、仕事斡旋サービスなどを提供するケイムーブには年間で1500億ウォンの予算が投入される。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-08 11:06:35




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