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世界水産大学、韓国での設立が可視化


  • 世界水産大学、韓国での設立が可視化
韓国に2017年9月の開校を目標に、国連食糧農業機関(FAO)所属の世界水産大学を設立する事業が可視化している。

ジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ(JoséGraziano da Silva)FAO事務総長は29日(現地時間)、ローマ本部を訪問したユ・ギジュン海洋水産部長官との懇談会で「12月の理事会で、世界水産大学設立案とFAOソウル連絡所設置案を同時に想定する」と明らかにした。

これまでFAOと最大の資金支援国で​​ある米国が世界水産大学韓国誘致に支持を表明したことに続き、事務総長が理事会に設立案を上程しようと、具体的な日程を明らかにしたのだ。海洋水産部は、世界水産大学設立のための財政保証書と詳細な事業説明書を9月初めにFAOに提出する計画だ。世界水産大学は水産資源が豊富な最貧国・開発途上国などの水産関連人材を対象に、修士・博士の課程を運営して水産政策・養殖技術・資源管理などの科目を英語で教える大学院大学になる予定だ。

海洋水産部は全世界的に水産専門大学は20校余りに過ぎず、それさえも減少を続けているとして、国際海事機関(IMO)の世界海事大学をベンチマーキングした世界水産大学設立を2012年から進めてきた。世界水産大学の韓国設立が来る12月のFAO理事会で可決されれば、韓国内の公募手続きを経て敷地を選定することになる。現在、釜山と仁川などが関心を示している。

ユ長官は「12月の理事会を通過できるように事務総長の積極的な協力をお願いする」と重ねて強調した。また「韓国はスケトウダラ再生プロジェクトを行っているが、北朝鮮はスケトウダラキムチを食べるなど、年間約6万トンを捕獲していることが報告された」とし「北朝鮮が協力するようにFAOが架橋の役割をしてほしい」と付け加えた。海洋水産部は、スケトウダラの漁獲量が急減し、漁民が取ったスケトウダラの成魚を買い入れて受精卵を確保し、種苗技術を開発して、生産・放流する政策を行っている。

ユ長官は、ローマの日程を終えた後、IMO事務総長選挙に出馬したイム・ギテク釜山港湾公社社長の支持スピーチのためにロンドンに向かった。選挙結果は、現地時間で30日午後2時前後に出てくると予想される。
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  • 入力 2015-06-30 07:09:02




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