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慶尚北道で発生した「農薬サイダー事件」、80代の容疑者に令状


韓国の慶尚北道尚州で発生した「農薬サイダー」事件の容疑者である80代の女性に対する拘束令状が20日に発行された。

大邱地方法院(地裁)尚州支院のチン・ウォンドゥ令状専担判事はこの日、「記録によると、犯罪事実の疎明があり、逃走や証拠隠滅の恐れがある」と拘束令状を発行した。パク容疑者は拘束令状が発行された直後の同日午後、尚州警察署の留置場に再度び勾留された。

パク容疑者は、去る14日午後2時43分頃、慶尚北道の尚州市功城面金溪1里の村会館で高齢女性6人で分けて飲んだサイダーに高毒性の殺​​虫剤を入れた疑いを持たれている。サイダーを飲んだ高齢女性6人はその場で意識を失って病院に運ばれた。被害者のうち、60代のシンさんのみ意識を取り戻しただけで、80代のチョンさんら2人が亡く​​なり、70代のハンさんなど3人は重篤な状態だ。

この日の令状実質審査では、容疑者側と警察側の間で攻防が繰り広げられた。

警察は、実質審査で容疑者の家の正門付近で殺虫剤が残っているドリンク剤を発見した。また、自宅の裏庭で、3年前から販売が禁止された殺虫剤の原液ボトルを発見され、自宅で使用期限が同じドリンク剤が何本か発見された。事件当日に着た服とスクーターのハンドルから殺虫剤が検出されるなどを主な証拠として提示した。

しかし、パク容疑者と弁護人側は「殺虫剤については何も知らない」とし「誰かが故意に濡れ衣を着せようとしているようだ」という主張を繰り返し行った。

警察はこれまで、犯行動機、殺虫剤の購入時期、販売店などは明らかにできずにいる。また、証拠物として提示したドリンク剤の瓶から指紋を確保することにも失敗した。このため、容疑者は拘束されたものの、後続の捜査過程で双方の真実攻防は続くものと思われる。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-07-20 18:17:03




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