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就職難や入試難、隠退の心配から…心が寒い韓国人

大韓民国「心理的寒さ」レポート…就職準備生、氷点下24度で「大寒」 

  • 就職難や入試難、隠退の心配から…心が寒い韓国人
  • < 心の中の寒波で凍りついた大韓民国 / 資料=マクロミルエムブレイン >

韓国人たちは世代を問わず季節的な寒さよりも、就職難や入試難、隠退の心配などで心の中の寒さをより経験していることが分かった。この中でも特に、就職準備のために気苦労の激しい大学4年生の心理的な温度が最も低いという調査結果が出た。

1日、市場調査機関のマクロミルエムブレインが実施したアンケート調査によると、韓国人の心理的温度は「心配」と「深刻」の中間レベルの「零下14度」を指していることが分かった。この調査はアウトドアメーカーのネパ(NEPA)がマクロミルエムブレインに依頼して実施した。

10代の高校生、20代の大学生、2030会社員、40代の会社員、50代の会社員などの世代別に、200人ずつ1000人を対象に実施した今回の調査では、すべての世代で自分たちの心の温度を「零下圏」だと答えた。 0度は耐えうるレベル、氷点下10度は心配なレベル、氷点下20度は深刻なレベル、氷点下30度は最悪を指し示す。

心の温度が最も低い層は、就職を控えている大学4年生だった。彼らはすすんで心理的温度を零下24.2度と答え、深刻な不安やストレスに苦しんでいることが分かった。高校時代の熾烈な受験競争の中で氷点下16.6度だった心理的な寒さは、大学に入学して一時的にマイナス11.1度レベルに上がったが、再び就職に対する競争で冷めてしまったわけだ。この調査では、2年制大学生も就職を控えた2年時にマイナス20度の心理的温度を示し、1年生の時の氷点下14.1度よりも低下した。 20代で就業に成功すると、多少の追い風が吹くようだった。氷点下10.5度まで心の温度がなごんだのだ。しかし就職の喜びもつかの間、2030世代のサラリーマンはずっと続く職場生活の難しさに直面する。職場生活が3~4年目に至ると心の中の温度は再び氷点下15.6度まで落ちる。

仕事と生活が5年目に入ってから、40代の会社員はそれでも他の層よりはそれほど寒くない氷点下9.3度の心の状態を見せる。心の温度が氷点下10度以上を記録した世代は40代だけだった。 40代まで緩やかな上昇を見せていた心の温度は、50代になると再び落ちる。 「老後」という心配事が心中を凍りつかせたのだ。

50代の会社員の心中温度の平均は氷点下13.5度だった。

凍りついた心を溶かすために、最も必要なものは「配慮」であることが明らかになった。暖かい世間になるためには社会構成員に最も必要な心は何かという質問で配慮が26.5%を占めており、全世代で1位を占めた。尊重(13.1%)、分かち合い(11.1%)、理解(10.95%)などが後に続いた。
  • 毎日経済_チョ・ソンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-09-01 17:31:41




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