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「SNSはのぞき窓?」


何の偏見もなく相手に接する人は成功街道を進むことが難しい。ビジネスパートナーに会う前に、学歴はもちろん、趣味や家族関係まで知っておくために情報を集める。恋愛相手の男女に会うためにも好きな食べ物や味を把握するために苦労する。

フェイスブックやインスタグラムなどのSNSは今、当事者の生活を覗いて、情報を集める重要な手段として浮上した。SNSは自分を知らせるより、他人の人生をのぞく窓になっているという意味だ。

市場調査専門業者マクロミルエムブレイントレンドモニター(www.trendmonitor.co.kr)が韓国の成人男女2000人を対象にアンケート調査を実施した結果、新しい人に会ったとき、その人のSNSを探してみるという人が利用者の半分以上(55.1%)だった。

これは、SNSを介して他人の日常を観察しようとする心理として読み込むことができる。

これに反して、SNSの活動が他人の視線から自由になることができず、回答者の61.2%がSNSに自分の幸せな姿だけを見せたいと感じていると回答し、半数以上(52%)が「リツイート」や「いいね!」といった反応を得るためにアップロードする内容に多くのエネルギーを使っていると答えた。

また、自分がすでに作っておいたイメージのせいで、SNSで簡単に言えないことがあるということに、回答者の37.5%が共感を示しており、半分(50.9%)が時には素直な気持ちをSNSで共有したいが、実際に言いたいことをSNSを介して伝えるという利用者は35.8%にとどまった。

SNSの必要性について共感するという意見は、回答者の3分の1程度で、35.2%が現代社会では、SNSが必ず必要だと認識した。特に若い世代よりも中・壮年層(20代33.8%、30代56%、40代54.8%、50代47.6%)がSNSの必要性に同意する割合が高いことが分かった。

SNSで最も多くする活動は「面白い話や動画を見ること(49.8%)」と分析されたが、これはSNSが人脈管理やコミュニケーションの手段を超えて、コンテンツを提供するプラットフォームとして定着していることを意味する。

ただし、SNSに投稿される記事がまだ自らを誇示するためのコンテンツとして認識されている割合が36.1%で、日常の記録(33.3%)や情報共有(30.6%)よりも大きいことが分かった。
  • O2CNI_Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2015-10-25 08:00:00




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