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安保理の対北制裁秒読み…北の偵察総局・ミサイル担当局に制裁


北朝鮮の対南工作を指揮する偵察総局と、核とミサイルの開発を担当する原子力工業部・国家宇宙開発局を制裁対象に含めた国連安全保障理事会の対北制裁決議案に、米国と中国が最終的に合意した。ホワイトハウスのネッド・プライス国家安全保障会議報道官は24日(現地時間)、緊急声明で「スーザン・ライス国家安保補佐官と王毅(ワン・イ)中国外交部長が面談した後、これまでよりも進展した内容の国連安保理の対北制裁決議案に合意した」と明らかにした。

安保理はこれにより、25日午後3時(韓国時間26日午前5時)に会議を開き、北朝鮮に対する制裁決議案採択のための手順に着手することにした。安保理で議論されている対北制裁決議案には、北朝鮮の偵察総局・原子力工省・国家宇宙開発局を含めて、不法行為に関与した取引・金融会社など全30カ所あまりを制裁する内容が含まれていると伝えられた。

国連の関係者は「安保理が米国、英国、フランス、中国、ロシアなど5つの常任理事国と、その他の10ヶ国の非常任理事国を対象に決議草案を回覧し、理事国の特別異議申し立てがなければこの草案は、最終的な想定案を意味するブルーテキスト(blue text)として全体会議に付される」と説明した。

対北制裁は遅くとも29日までに仕上げされるものと見られる。

一方、ダニエル・ラッセル米国務部次官補が26日から2日間韓国を訪問し、北朝鮮制裁案などを議論する。ラッセル次官補はイム・ソンナム外交部第1次官とキム・ホンギュン外交部次官補と面談し、国連安全保障理事会の決議を含むさまざまな二国・多国間の次元で対北制裁措置を協議することが分かった。
  • 毎日経済 _ニューヨーク=ファン・イニョク特派員/ワシントン=イ・ジンミョン特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-02-26 00:06:25




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