トップ > コリアナウ > スポーツ > カーリング・ボブスレー、スポーツ分野でビッグデータ活用
最適のスイープ、力か速度か」。昨年秋、韓国カーリング代表チームは悩みに陷った。1９.９キロのストーンを氷上でスライドさせてハウスに押し込むカーリング競技で、ストーンの速度と方向を決定するスイープ動作をどのようにするかについてだ。ほうきで掃くようにしてリンクの氷を効果的に溶かさなければならないが、スイープに最大の力を加えてこすろうとすると、こする速度が遅くなり、速度をあげてみると、重量が生かせない。
▶ 足裏の圧力の数値化・出発時の選手の習慣の分析
カーリング代表チームは韓国体育科学研究と、実験的に検証することにした。直接、カーリングスイープ測定装置を製作し、選手の体には６つのセンサーをつけ、12台の赤外線カメラを配置した。足の裏には部位別に加わる圧力を精密に測定できるインソールを貼り付けた。これを通じて、モーションキャプチャ画面、足の裏の圧力数値などを得て、データ分析が行われた。
キム・テワン韓国体育科学研究院博士は、「氷の表面温度の変化を観察した結果、強さよりは速度がよりエネルギー効率の高いスイープになるという結論を得た」とし、「今年からはカーリング競技の戦略・戦術を深く研究し、2０1８年の平昌（ピョンチャン）冬季五輪のメダル狩りに役立てる予定だ」と語った。
▶ 韓国体育科学研究院、センサー・赤外線映像活用し、冬季オリンピックの技量向上
韓国女子カーリング代表チームが最初のオリンピック挑戦であるソチ冬季オリンピックで、3勝６敗の成績を収めて可能性を見せた裏面には、このような情報技術（ＩＴ）とデータ分析があった。
歴代の韓国最高の成績を更新したボブスレー代表チームにも、データ分析が大きな力になった。韓国体育科学研究院とボブスレー代表チームは昨年1０月、ボブスレーのスタート時間の測定装備を介して選手の歩幅や力の方向などを分析し、問題点を改善した結果、スタート時間を０.3秒短縮した。選手たちの手足に８個のセンサーを取り付け、4台のカメラで撮影した映像を精密分析し、選手たちの習慣まで変えることができた。
15００メートルのトラックを時速15０キロメートルで走破するボブスレーは、1００分の1秒が勝敗を左右するため、０.3秒のスタート時間短縮は大きな結果の違いをもたらす。
冬季オリンピック国家代表選手たちは、体力強化訓練でもデータ分析をフルに活用した。チョン・ヂヌク韓国体育科学研究院博士は、「アルペンスキーやボブスレーなどの国家代表の場合、選手ごとに筋力・敏捷性・瞬発力・持久力などを精密に測定した後、専門家のアドバイスを受けて訓練に適用する方法を適用した」とし、「選手個々人の過去と現在のデータの比較、選手間の比較などを通じて問題点を修正できた」と説明した。
特にボブスレーチームのユン・ソンビン、ウォン・ユンジョン、キム・ドンヒョン選手などはこのようなプロセスを通じ、適切な運動がピラーテスと診断されて実行した結果、筋力、柔軟性の向上など大きな効果を見た。
韓国体育科学研究院では、過去3０年間で1０万回に迫る測定データがたまっている。キム・テワン博士は、「1０年分以上の競技映像データがたまっており、選手や指導者が望むほぼすべてのゲームを見つけることができる」とし、「いまや選手たちもデータを基盤に管理することを望み、指導者らも科学的なトレーニングを追求しており、スポーツ分野でのデータ活用がより広がるだろう」と語った。
◆ビッグデータ学会、釜山・忠清支会発足
ビッグデータ関連の産学連合体である韓国ビッグデータ研究所が釜山、忠清（チュンチョン）など、地域支会を開くことで組織を拡大している。各地域に特化した多様なビッグデータの研究・実用化の成果が出てくることと期待される。韓国ビッグデータ協会は11日、釜山大学ビッグデータ処理プラットフォーム研究センター（ＢＤＲＣ）で、釜山支会の発足式を開催した。釜山支会は国内初のビッグデータ研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターが設置された釜山大を中心に研究活動を行う予定だ。韓国ビッグデータ研究所は、海洋物流と交通情報を中心としたビッグデータの分析が活性化されることを期待している。特に、来る1０月に釜山ベクスコで開かれる国際電気通信連合（ＩＴＵ）全権委員会議の付帯行事「ビッグデータ・ワールド・コングレス（ＢＷＣ）」と連携して活動を広げる計画だ。
カーリング・ボブスレー、スポーツ分野でビッグデータ活用
ビッグデータ学会、釜山・忠清支会発足
▶ 足裏の圧力の数値化・出発時の選手の習慣の分析
カーリング代表チームは韓国体育科学研究と、実験的に検証することにした。直接、カーリングスイープ測定装置を製作し、選手の体には６つのセンサーをつけ、12台の赤外線カメラを配置した。足の裏には部位別に加わる圧力を精密に測定できるインソールを貼り付けた。これを通じて、モーションキャプチャ画面、足の裏の圧力数値などを得て、データ分析が行われた。
キム・テワン韓国体育科学研究院博士は、「氷の表面温度の変化を観察した結果、強さよりは速度がよりエネルギー効率の高いスイープになるという結論を得た」とし、「今年からはカーリング競技の戦略・戦術を深く研究し、2０1８年の平昌（ピョンチャン）冬季五輪のメダル狩りに役立てる予定だ」と語った。
▶ 韓国体育科学研究院、センサー・赤外線映像活用し、冬季オリンピックの技量向上
韓国女子カーリング代表チームが最初のオリンピック挑戦であるソチ冬季オリンピックで、3勝６敗の成績を収めて可能性を見せた裏面には、このような情報技術（ＩＴ）とデータ分析があった。
歴代の韓国最高の成績を更新したボブスレー代表チームにも、データ分析が大きな力になった。韓国体育科学研究院とボブスレー代表チームは昨年1０月、ボブスレーのスタート時間の測定装備を介して選手の歩幅や力の方向などを分析し、問題点を改善した結果、スタート時間を０.3秒短縮した。選手たちの手足に８個のセンサーを取り付け、4台のカメラで撮影した映像を精密分析し、選手たちの習慣まで変えることができた。
15００メートルのトラックを時速15０キロメートルで走破するボブスレーは、1００分の1秒が勝敗を左右するため、０.3秒のスタート時間短縮は大きな結果の違いをもたらす。
冬季オリンピック国家代表選手たちは、体力強化訓練でもデータ分析をフルに活用した。チョン・ヂヌク韓国体育科学研究院博士は、「アルペンスキーやボブスレーなどの国家代表の場合、選手ごとに筋力・敏捷性・瞬発力・持久力などを精密に測定した後、専門家のアドバイスを受けて訓練に適用する方法を適用した」とし、「選手個々人の過去と現在のデータの比較、選手間の比較などを通じて問題点を修正できた」と説明した。
特にボブスレーチームのユン・ソンビン、ウォン・ユンジョン、キム・ドンヒョン選手などはこのようなプロセスを通じ、適切な運動がピラーテスと診断されて実行した結果、筋力、柔軟性の向上など大きな効果を見た。
韓国体育科学研究院では、過去3０年間で1０万回に迫る測定データがたまっている。キム・テワン博士は、「1０年分以上の競技映像データがたまっており、選手や指導者が望むほぼすべてのゲームを見つけることができる」とし、「いまや選手たちもデータを基盤に管理することを望み、指導者らも科学的なトレーニングを追求しており、スポーツ分野でのデータ活用がより広がるだろう」と語った。
◆ビッグデータ学会、釜山・忠清支会発足
ビッグデータ関連の産学連合体である韓国ビッグデータ研究所が釜山、忠清（チュンチョン）など、地域支会を開くことで組織を拡大している。各地域に特化した多様なビッグデータの研究・実用化の成果が出てくることと期待される。韓国ビッグデータ協会は11日、釜山大学ビッグデータ処理プラットフォーム研究センター（ＢＤＲＣ）で、釜山支会の発足式を開催した。釜山支会は国内初のビッグデータ研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターが設置された釜山大を中心に研究活動を行う予定だ。韓国ビッグデータ研究所は、海洋物流と交通情報を中心としたビッグデータの分析が活性化されることを期待している。特に、来る1０月に釜山ベクスコで開かれる国際電気通信連合（ＩＴＵ）全権委員会議の付帯行事「ビッグデータ・ワールド・コングレス（ＢＷＣ）」と連携して活動を広げる計画だ。
- 毎日経済_ファン・ジヒェ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2014-02-18 17:06:04
