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苦しいソウル住まい…30代世帯主の90%がチョンセ・ウォルセで居住

1~2人世帯が49%で、2005年に比べて6%増加…夫よりも高学歴の妻も増加 

ソウルに住んでいる30代の世帯主の88%が、チョンセ(高額の保証金を渡す賃貸方式)・ウォルセ(月々家賃を払う賃貸)暮らしから抜け出せずにいることが分かった。50代以上の世帯主の場合、住宅が比率が61%であるのと対比される数値だ。

昨年基準で全ソウル市民の住宅タイプはチョンセ・ウォルセの割合が58.9%を占め、持ち家の割合の41.1%を大きく上回った。特に、30代のウオルセの割合は2005年の19.4%から10年間で41.5%まで増加し、若い世代の住宅不安加重傾向が確認された。

ソウル市は21日、ソウル市民が感じる生活の質、社会的信頼および共同体の意識、交通、保育などの主要な生活上の227の指標に対する市民の意見を調査した「2016ソウルサーベイ都市政策指標調査」の結果を発表した。昨年10月の1カ月間、ソウル市内の2万世帯(15歳以上の4万6837人)とソウル居住の外国人2500人を対象に訪問面接を実施した結果だ。

昨年の世帯負債率は前年比0.2%上昇した48.4%で、全世帯の半分ほどが借金を抱えて暮らしていることが分かった。主な負債理由は、住宅賃貸および購入が66.0%と最も高かった。2位は教育費による負債で13.1%を占めた。特に、年齢別に30代の場合は、全体の76.7%が住宅賃貸・購入のために借金を抱えていると明らかにした。これ以外に40代は教育費、50代は財テク投資、60代以上は医療費を理由に借金を抱えているという回答が他の年齢層に比べて著しく高かった。

世帯構成を見てみると、「1~2人世帯」の増加が目立つ。ソウル市内の1~2人世帯は10年前に比べて6%増加し、全体世帯の半分程度まで増加した。一人暮らしの1人世帯は2005年の21.5%から昨年は24.6%に増え、全世帯の構成の中で最も高い割合を占めるようになった。

夫婦間の学力差は徐々に縮まり、10年前と比べて女性上位学歴者が増加している。高卒の学歴を持つ夫より高学歴である妻(専門大卒以上の学歴者)は32.9%で、2005年の6.2%に比べてなんと5倍以上に増加した。夫が専門大卒以上、妻が大卒以上の世帯の割合も同期間の11.1%から20.9%に増えた。夫の学歴が妻の学歴よりも高くなければならないという偏見が減少しているものとソウル市は説明した。

ソウル市民の59.4%は、10年後にもソウルに居住したいということが分かった。特に、20代の場合、66.7%がソウルに継続して居住を希望することが分かった。全ソウル市民の65.7%はソウルを故郷と感じており、20代の割合が70.1%に達した。
  • 毎日経済 ペク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-21 15:23:16




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