トップ > コリアナウ > 政治 > モンゴル政府、朴大統領を格別に礼遇…同じ民族系統の「兄弟の国」
△写真＝朴槿恵大統領が18日（現地時間）、モンゴルのシャングリラホテル・ウランバートルで開かれた「韓・モンゴルビジネスフォーラム」の会場で、パク・ヨンマン大韓商工会議所会長と一緒に拍手をしている。 [ウランバートル＝キム・ジェフン記者]
「朴槿恵大統領の会議場への入場順は最も遅く、会議終了後の退場時間は最も早く割り当るように」。
モンゴル政府は、アジア・ヨーロッパ首脳会議（ASEM／アセムサミット）と韓・モンゴル首脳会談に出席するためにモンゴルを訪問した朴槿恵大統領に、参加国の首脳の中で「最高の礼遇」を尽くしたことが知られて注目を集めている。同じ民族系統の「兄弟の国」大韓民国の国家元首の訪問を迎え、モンゴル政府が格別に礼遇を尽くしたものだ。
去る15~16日の二日にかけて開かれたアセムサミットで、開催国のモンゴル政府は朴大統領を最初から最後まで儀典序列1位に配置した。通常の多国間会議では、各国の公平性を考慮して会議ごとに儀典序列を調整するが、今回は完全に最初から最後まで朴大統領が儀典序列1位に配置された。モンゴル政府はASEMの全体会議と小規模の集中議論など、多様なアセム会議場に朴大統領が最も遅く入場し、最も早く退場できるよう配慮した。例えば去る15日の午前9時に開始されたアセムサミット開会式で、朴大統領は参加者の中で最も遅い時間である午前8時58分に会場へ入場した。
モンゴル政府はまた、朴大統領が乗った専用機が安全に離着陸できるように、風の影響を受けない安全な時間帯に離着陸時間を配分したことが分かった。モンゴルのウランバートル空港は滑走路が短いうえに、風があまりにも強く、風の影響を受けない時間帯は極めて限定的だ。昼間は午後1~3時で夕方は7~9時頃に風が最も穏やかだという。モンゴル政府はまさにこの時間帯に、朴大統領専用機の離着陸の時間を配分した。朴大統領が14日、モンゴルに到着した当時の時間は午後8~9時頃だったし、18日に出国するとき離陸時間は午後1~2時だった。モンゴル政府は最初に朴大統領専用機の離着陸時間を決めた後、残りの首脳のスケジュールを調整したという裏話だ。
朴大統領が滞在した宿泊施設も、各国首脳の中で一番の配慮対象だった。ほとんどの首脳はASEM会議が開かれたシャングリラホテルに滞在したが、朴大統領が使用した部屋はシャングリラホテルでもトップレベルのインプレジデンシャルスイートに充てられた。さらに会議の期間、各国首脳は20~30分程度ずつの時間で個別に二者会談を開く。しかし、会場内のスペースが不足して多くの首脳が会談を放棄するしかなかった。一方、モンゴル政府はわが国のためにホテル2階の特定の区域を単独で割り当てたことから、朴大統領は欧州連合（EU）・ラオス・ベトナムとの円滑な二者会談を行うことができた。
去る17日夕方、韓・モンゴル首脳晩餐会ではモンゴルのツァヒアギーン・エルベグドルジ大統領が、直接朴大統領に親近感を表明した。晩餐会でエルベグドルジ大統領は、「考えてみるとモンゴルへいらっしゃった韓国大統領のなかで、朴大統領が最も長く（4泊5日）モンゴルにとどまった」とし、「モンゴルには喜びと親しみを表す言葉として『うちで寝て行け』という言葉があるが、朴大統領がモンゴルに数日間お泊になるので、モンゴル国民は朴大統領をさらに身近に思うでしょう」と語った。
一方で朴大統領は18日午前、モンゴルのミエーゴンボ・エンフボルド新任国会議長とジャルガルトルガ・エルデネバト新首相を接見した。二人は6月末に実施された総選挙で所属党の人民党が圧勝したことから、今月初めに現職に就任した。
続いて朴大統領はモンゴル訪問の最後の日程で、両国の経済人300人余りが参加した韓・モンゴルビジネスフォーラムに参加して祝辞を行った。
この席で朴大統領は「モンゴルの英雄チンギスハンはアジアを越えてヨーロッパまで広い領土を開拓した」とし、「世界市場を開拓しながら経済領土拡張の先頭に立っている企業人は、現代のジンギスカン」だと激励した。朴大統領は「モンゴルに「塩をまぜたら溶けるまで」という格言があるが、いったん仕事を開始すると完了するまでという意味だ。お互いに信頼して根気強く協力事業を進めるならば、われわれはかならず望む結果を達成するだろう」とし、「ソロンゴス（モンゴル人が韓国を呼ぶ愛称・虹という意味）は、モンゴルの経済発展の貴重な仲間になる」と付け加えた。朴大統領はこの日午後、専用機で帰国した。
モンゴル政府、朴大統領を格別に礼遇…同じ民族系統の「兄弟の国」
「朴槿恵大統領の会議場への入場順は最も遅く、会議終了後の退場時間は最も早く割り当るように」。
モンゴル政府は、アジア・ヨーロッパ首脳会議（ASEM／アセムサミット）と韓・モンゴル首脳会談に出席するためにモンゴルを訪問した朴槿恵大統領に、参加国の首脳の中で「最高の礼遇」を尽くしたことが知られて注目を集めている。同じ民族系統の「兄弟の国」大韓民国の国家元首の訪問を迎え、モンゴル政府が格別に礼遇を尽くしたものだ。
去る15~16日の二日にかけて開かれたアセムサミットで、開催国のモンゴル政府は朴大統領を最初から最後まで儀典序列1位に配置した。通常の多国間会議では、各国の公平性を考慮して会議ごとに儀典序列を調整するが、今回は完全に最初から最後まで朴大統領が儀典序列1位に配置された。モンゴル政府はASEMの全体会議と小規模の集中議論など、多様なアセム会議場に朴大統領が最も遅く入場し、最も早く退場できるよう配慮した。例えば去る15日の午前9時に開始されたアセムサミット開会式で、朴大統領は参加者の中で最も遅い時間である午前8時58分に会場へ入場した。
モンゴル政府はまた、朴大統領が乗った専用機が安全に離着陸できるように、風の影響を受けない安全な時間帯に離着陸時間を配分したことが分かった。モンゴルのウランバートル空港は滑走路が短いうえに、風があまりにも強く、風の影響を受けない時間帯は極めて限定的だ。昼間は午後1~3時で夕方は7~9時頃に風が最も穏やかだという。モンゴル政府はまさにこの時間帯に、朴大統領専用機の離着陸の時間を配分した。朴大統領が14日、モンゴルに到着した当時の時間は午後8~9時頃だったし、18日に出国するとき離陸時間は午後1~2時だった。モンゴル政府は最初に朴大統領専用機の離着陸時間を決めた後、残りの首脳のスケジュールを調整したという裏話だ。
朴大統領が滞在した宿泊施設も、各国首脳の中で一番の配慮対象だった。ほとんどの首脳はASEM会議が開かれたシャングリラホテルに滞在したが、朴大統領が使用した部屋はシャングリラホテルでもトップレベルのインプレジデンシャルスイートに充てられた。さらに会議の期間、各国首脳は20~30分程度ずつの時間で個別に二者会談を開く。しかし、会場内のスペースが不足して多くの首脳が会談を放棄するしかなかった。一方、モンゴル政府はわが国のためにホテル2階の特定の区域を単独で割り当てたことから、朴大統領は欧州連合（EU）・ラオス・ベトナムとの円滑な二者会談を行うことができた。
< モンゴル政府の朴大統領特別待遇 >
一方で朴大統領は18日午前、モンゴルのミエーゴンボ・エンフボルド新任国会議長とジャルガルトルガ・エルデネバト新首相を接見した。二人は6月末に実施された総選挙で所属党の人民党が圧勝したことから、今月初めに現職に就任した。
続いて朴大統領はモンゴル訪問の最後の日程で、両国の経済人300人余りが参加した韓・モンゴルビジネスフォーラムに参加して祝辞を行った。
この席で朴大統領は「モンゴルの英雄チンギスハンはアジアを越えてヨーロッパまで広い領土を開拓した」とし、「世界市場を開拓しながら経済領土拡張の先頭に立っている企業人は、現代のジンギスカン」だと激励した。朴大統領は「モンゴルに「塩をまぜたら溶けるまで」という格言があるが、いったん仕事を開始すると完了するまでという意味だ。お互いに信頼して根気強く協力事業を進めるならば、われわれはかならず望む結果を達成するだろう」とし、「ソロンゴス（モンゴル人が韓国を呼ぶ愛称・虹という意味）は、モンゴルの経済発展の貴重な仲間になる」と付け加えた。朴大統領はこの日午後、専用機で帰国した。
- 毎日経済_ウランバートル（モンゴル）＝ナム・ギヒョン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2016-07-18 19:48:28
