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姿をあらわしたセウォル号、惨事から1073日


惨事から1073日後の3月23日、セウォル号の船体がついに水面上に姿を現した。この日の明け方に雨が降ったが海は静かで、朝になると空も澄んだ。

23日、海洋水産部によるとこの日の午後2時現在、セウォル号の船体は水面上6メートルまで上昇した。目標とした13メートルまでわずか7メートルほをど残した。海洋水産部の関係者は、「セウォル号の船体を水面上13メートルまで上げるのは、半潜水船(13メートルまで潜水)に移しかえるため」だとし、「左舷に横たわっているセウォル号の船体の高さは22メートルなので、13メートル水面上に上げると9メートルほどだけが水につかる。4メートルの余裕を置くのは、波などの外部環境を考慮したもの」だと語った。

この日、一時水面上に上がってきたセウォル号の船体とジャッキングバージ船のワイヤがぶつかる「干渉現象」が発生し、緊張感が流れたりもした。1時間あたり3メートルほどの引き揚げ速度も、毎時1メートルに落ちた。

セウォル号が完全に水面上に上がれば、ジャッキングバージとセウォル号の船体をしっかりと固定し、1キロメートルほど離れたところにある半潜水式の船に移動する。

海洋水産部は小潮期の終わる24日までに、半潜水式船の舶上にセウォル号の船体を完全に乗せる計画だ。海洋水産部の関係者は、「正常にセウォル号の引き揚げが進むならば、木浦新港の鉄材埠頭まで12~13日がかかると予想する」と明らかにした。順調に進めば来月5日ごろ、すべての引き揚げ作業が完了すると予想される。キム・ヨンソク海洋水産部長官はこの日、セウォル号の未収拾者の家族に会って「政府を信じてほしい。最優先の目標は未収拾者を家族に送り返すこと」だと語った。
  • 毎日経済_珍島=パク・チンヂュ記者/世宗=イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-24 00:08:29




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