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[アンケート ] 多文化社会の韓国は、人種偏見がひどい国?


2016年末の時点で、韓国に滞在する外国人が204万9000人に達する。住民100人のうち3人が外国人のため、韓国を多文化社会だという必要があるだろう。韓国に根を下ろした多文化世帯も28万世帯(2015年末基準)以上に増加した。

大多数の韓国人も、これを肌で感じている。

世論調査機関エムブレイントレンドモニターが成人男女1000人を対象にした調査でも、回答者の52.4%が「韓国は少し多文化社会だ」と答え、28.2%は「すでに多文化社会になった」と明らかにした。なんと80.6%が多文化社会であることを認めているわけだ。

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多文化社会に進入したことを自覚するが、多文化家庭に対する視線にはまだ差別が存在している。2015年の女性家族部の調査で、移民者の40%が社会的差別を受けた経験があると訴えたが、人種に対する偏見は韓国人自らが自覚する問題であるともいえる。

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同じ調査で、回答者の76.2%が「韓国は人種に対する偏見がひどい国だ」と答え、自らが人種に対する偏見があると告白した人も64.1%に達する。

特に外国人に対する偏見は、個人に対してというよりも、その人が属する国のイメージから来るということを知ることができる。米国や欧州などの西洋先進国の移民者たちには寛大な一方、東南アジアやアフリカの移民者たちには差別的な態度を見せるのだ。

過去に抑圧を受けていた韓国の歴史を考えると、多文化社会に差し掛かった韓国人がより包容力を持って移民者に接しなければならない。
  • O2CNI Lim, Chul / 資料=マクロミルエムブレイン
  • 入力 2017-08-20 08:00:00




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