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コリアナウ > 社会 > [アンケート] 慶尚道住民、地震の恐怖を感じながら暮らす
浦項で規模5.4というかなり強い地震が起こる前、慶尚道に住んでいる住民は地震が起こる可能性が高いと予想していた。
2016年9月に慶州で発生した、規模5.8の地震が脳裏に残っていたからだろう。地域住民の懸念通りに浦項で強い地震が起こり、いまだ余震が続いている。
資料:気象庁
もちろん慶尚道だけでなく、ソウルや京畿道に住む人々も地震再発の可能性を心配してはいる。
しかし実際に地震が起きた震源地に近いほど、脅威をさらに感じるのはどうすることもできないようだ。
このような事実は市場調査専門企業エムブレイントレンドモニターが、気象庁の依頼で全国500人を対象に実施した世論調査でも確認できる。
調査結果によると、慶州地震あるいは震度5以上の地震の再発の可能性についての意見は、忠清圏を境にして南北間で大きな違いを見せた。
忠清以北地域の住民は71.3%が再発可能性を予想した一方で、忠清以南の地域の住民は、89.8%が再発する可能性があると見通した。特に原発密集地域である蔚山と済州では、回答者全員が「再発の可能性」に同意した。
この調査で、韓国の地震の危険レベルに回答者の77.6%が「高い」と評価し、韓半島(朝鮮半島)が地震の安全地帯ではないという事実に共感が形成されていることを示した。
一方、政府の備えのレベルについては「低い」という割合が78%に達した。特に地震関連の主務機関である気象庁に対しては、わずか22.2%だけが「信頼する」と明らかにした。