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サムスンの李在鎔副会長、経営権継承請託疑惑を否定


◆ 李在鎔(イ・ジェヨン)控訴審結審公判/イ・ジェヨン副会長控訴審陳述 ◆

パク・ヨンス特別検査チームは27日、贈賄などの疑いで起訴されて控訴審裁判を受けている李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(49)に、1審の求刑と同じ懲役12年を求刑した。ともに裁判に付されたサムスンのもと役員ら4人にも、すべて1審の求刑と同一に求刑された。

特検は27日、ソウル高等法院刑事13部(部長判事チョン・ヒョンシク)の審理で開かれた李副会長など、サムスンの前・現職役員5人に対する贈賄容疑などの控訴審結審公判でこのように求刑した。サムスングループ未来戦略室の崔志成(チェ・ジソン)前室長(66)、張忠基(チャン・チュンギ)前次長(63)、朴商鎮(パク・サンジン)もと社長(64)などに対して全員に懲役10年を、黄晟洙(ファン・ソンス)前専務(65)には懲役7年を求刑した。

また、財産国外逃避金額の79億9430万ウォンを追徴するように要請した。

法廷に直接乗り出したパク・ヨンス特別検事(65才、司法研修院10期)は、「財閥の違法な経営権継承に警鐘を鳴らし、総帥(財閥リーダー)と政治権力のあいだの黒い取り引きを賄賂罪で断罪するための場であり、この事件は政経癒着の典型」だと主張した。

特検は李副会長に対する最初の質問で「経営権継承」について尋ねた。特検は李副会長が朴槿惠 (パク・クネ)前大統領(65才、拘束起訴)にグループの継承過程で助けを得ようと不正な請託を行ったし、その対価として崔順実(チェ・スンシル、61才、拘束起訴)氏側に賄賂を提供したという趣旨で主張してきた。

特検は李副会長に「現在はサムスン電子副会長だが、経営権を継承されてグループ会長・総帥の地位にあるのではないか」と尋ねると、李副会長は「経営権継承という質問を理解できない」と答えた。けっきょく特検は、「グループの会長ではない」と質問を修正し、李副会長は「そうだ」と答えた。

続いて特検は、李健煕(イ・ゴニ)サムスン電子会長(75)に何かあったときは李副会長が経営権を継承するのかについても複数回質問した。李副会長は、「李会長に何かあったときは、私なりの計画はあった」と述べた。

続いて李副会長は、「確定的に言うことはできないが、私はサムスングループ会長というタイトルは持たないだろうし、いまや病臥にある李会長が最後のサムスングループ会長のタイトルを持つ方になるだろうと個人的には考えていた」と述べた。
  • 毎日経済_チェ・ジョンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-12-27 18:23:10




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