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「2018釜山モーターショー」7日から開幕


  • 「2018釜山モーターショー」7日から開幕
  • 「2018釜山国際モーターショー「が来る7日~17日、釜山海雲台BEXCOで「革新を超える、さらに未来を」というテーマで開かれる。写真は昨年の釜山国際モーターショーの現場。 毎経DB



今年下半期の国内自動車市場の流れを示す「2018釜山国際モーターショー」が来る7日のプレスデーを皮切りに開幕し、17日まで釜山の海雲台BEXCOで開かれる。

国内で開催されるモーターショーは奇数年のソウルモーターショーと、偶数年の釜山モーターショーに二分される。釜山国際モーターショー事務局によると、今年のモーターショーでは2年前に比べて20%以上増加した、9カ国170社が2800のブースを用意する。国内の場合、現代起亜自動車と韓国GMやルノーサムスンなど4社が、海外メーカーはメルセデス-ベンツ、BMW、トヨタ、日産、アウディ、ジャガーなど10社の完成車ブランドと商用車ブランドが今回のイベントに参加する。

グローバル市場でSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)が強気を見せるように、今年は国内に新しくお目見えするSUVが大挙展示される。また、全体の展示車両の20%程度が環境に配慮したエコカーで埋まる予定だ。現代自動車の場合、水素電気自動車「ネクソ」と「コナEV」、メルセデス-ベンツは環境にやさしいブランド「EQ」を前面に掲げた。

モーターショーの花と呼ばれるワールドプレミア(世界初公開)は、1モデルにとどまるとみられる。現代自動車が出品すると予想される大型SUVの「LX2(開発名)」だ。米国では「ペリセード((Palisade)」という名前で特許が出願されたこの車種は、2015年末に中止された大型SUVの「ベラクルス」の後継モデルとして評価される。大型SUVの需要が多く、米国の市場を 「コナ - ツーソン - サンタフェ - ペリセード」につながるラインナップで積極的に攻略するという覚悟だ。現代自動車はLX2のほか、「ツーソン」のフェイスリフトを、起亜自動車は「スポーティジ」のフェイスリフトを公開し、今年の下半期の準中型SUV市場に新しい風を起こす計画だ。

今年のモーターショーに最も積極的なのは、韓国GMシボレーとアウディだ。韓国GMは年初から続いた韓国撤退説のために、ブランドに対する信頼性が大きく下落した状況だ。アウディは「ディーゼルゲート」によって長いあいだ販売を中止し、昨年にやっと再開した。これらの2社はプレスデー前日の6日に別途にイベントを開き、今年の販売主力車種を公開する予定だ。韓国GMの場合、米国で昨年に250万台が販売された中型SUV「エクイノックス」を釜山モーターショーを通じて国内に初めて公開する。 1.6リッターターボモデルがまず投入され、市場の状況に応じてモデルを増やす計画だ。これとともに、大型SUV「トラバース」の公開可能性も期待されている。トラバースはフォードの「エクスプローラー」と同等の車種でゆったりした室内空間と強固な安全性が強みだ。

アウディは2008年の初出荷以来、プレミアムSUV市場を開拓したという評価を受ける「Q5」を展示する予定だ。昨年にフルモデルチェンジしたQ5は、スポーティなデザインにさまざまな運転支援システムが利点としてあげられる。アウディはまた大型旗艦セダン「A8」も国内で初公開する。昨年7月にスペイン・バルセロナで開催された「アウディサミット」を通じてデビューしたA8は、レベル3の自律走行が可能なように開発された世界初の量産車だ。 A8に適用された「アウディAIトラフィックジャムパイロット」は、中央運転支援制御装置とレーザースキャナなどを通じて、時速60㎞以下で徐行している場合に起動、加速、ステアリング、ブレーキを管理し、運転を担当する。

メルセデス-ベンツは新しい環境に配慮した電気自動車のブランドであり、将来のモビリティを象徴する「EQ」ラインをモーターショーの前面に掲げた。 EQは最新技術を基盤にした「The New GLC350 e」と「The New C350 e」などの製品を展示する。BMWはモーターショーの前面に「750Li」 40周年記念モデルを紹介しながら、同時に小型SUV 「X2」とスポーツアクティビティクーペ(SAC)「X4」も公開する。

トヨタは今回の釜山モーターショーにトヨタのフラッグシップハイブリッドモデルである「ニュートヨタアバロンHV(New Toyota Avalon HV)」を国内に初めて紹介する。アバロンは中型セダンのカムリよりもサイズの大きい大型級セダンだ。現在はガソリン車のみを販売中だが、釜山モーターショーを起点として、新たにデザインを変更した新型アバロンから2.5リッターエンジンを搭載したハイブリッドモデルを出荷する予定だ。

プレミアムブランドのインフィニティは今回の釜山モーターショーに新車モデルの中型SUV「オールニューQX50」を発売する。オールニューQX50はエレガントなデザインとゆったりした内部空間をそなえ、美と実用性を同時に備えているという評価だ。

コンセプトカーも今年のモーターショーの重要な主人公だ。ジェネシスは、「エセンシア(Essensia)」コンセプトモデルをアジアで初めて公開する。ジェネシスブランドが初めて披露する電気自動車ベースのGTモデルで、ジェネシスに適用される未来設計と技術力を盛り込んでいる。現代自動車はまた、未来の設計方向性を盛り込んだコンセプトカー「Le Fil Rouge(ルフィルルージュ、HDC-1)」を初公開する。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-01 17:18:30




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