「夏休みはシンガポール...来年の還暦祝いは平壌の玉流館で」


  • 米・北首脳会談が開かれた12日、ソウル駅に集まった市民がテレビ中継を通じて、ドナルド・トランプ米大統領とキム・ジョンウン北韓国務委員長が会う姿を見て拍手を送っている。 キム・ホヨン記者



12日、ドナルド・トランプ米大統領と金正恩(キム・ヂョンウン)北韓国務委員長の歴史的な出会いを生中継で見守った市民は、韓半島の非核化の進展を通じた南北関係の改善可能性に高い期待感を表わした。韓半島情勢に大きな影響を与える米・北首脳会談が成功裏に開催され、平和が定着することを望む声が高かった。一部では、北韓は核を最後まであきらめないだろうという懐疑的な視線を送ることもした。

この日の午前9時20分頃、ソウル駅1階の待合室はいわゆる世紀の談判と呼ばれる米・北首脳会談を焦る気持ちで待つ市民でいっぱいになった。

テレビを見ていた市民は、キム委員長とトランプ大統領が握手するやいなや歓呼して拍手を送った。列車の時間が目の前に迫ってきたのに、テレビの前からなかなか足を離せなかった会社員の某氏は、「北・米首脳が向かい合って座ったのは70年ぶりだというが、それこそ歴史的な瞬間」だとし、「今後はこのきっかけをうまく発展させ、韓半島に平和が定着することを望む」と語った。

米・北首脳会談の実現による南北交流の活性化に対する期待感は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)でも続いた。あるネチズン(hie ****)は「来年の還暦祝いは平壌の冷麺名家玉流館でできたらいいねえ」というメッセージを載せた。両首脳が会談の最後に合意文に署名したというニュースが聞こえて2時間後には、#北・米頂上会談共同合意文、#合意文署名、#米北共同合意文、#完全な非核化などのハッシュタグの入ったツイートが8400あまりに上った。若年層が主に集まるSNSで、トランプ大統領やキム委員長が出会う瞬間を直接描いたイラスト、動画などのコンテンツが高い呼応を受けた。

会談の開催地であるシンガポールに対する関心も高かった。京畿道に居住するキム某氏(26)は自分のSNSに、「今年の夏の休暇は北・米首脳が会ったシンガポールに行く」とし、「キム・ジョンウン委員長が行った庭園に行って、同じように認証ショットを撮る」とした。

両首脳の発言と食事の料理も、主要ポータルサイトのリアルタイム検索語に上がった。昼食メニューにハーゲンダッツのアイスクリームが含まれているというニュースが伝えられると、あるネチズンは「平壌冷麺に続いてハーゲンダッツが第2の平和食品として浮上するのか」とした。キム委員長が共同署名式を行った後の午後1時40分頃、「このような場のために努力してくれたトランプ大統領に謝意を表する」と言った時は(謝意=サウィ)の「謝」がポータルサイトの検索語1位に上がった。「任されていた仕事を辞めて退く」を意味する「辞意(サウィ)」と同音異義であったことから混同するネチズンが多かったためだと解釈される。

高齢の離散家族は米・北首脳会談の後、韓半島の平和が堅固になることを祈った。 「6・25戦争」当時に5人家族を北に置いて南下したというキム・インモさん(86)は、「人は直接見ればより理解するようになり、情が積もるじゃないか」とし、「今回は米・北首脳が初めて会っただけに、さらに解決し北にいる家族に会うことができるようなってほしい」と期待した。

一部の脱北民は、北韓の核放棄の主張を完全に信じてはいけないと懐疑的な見方を示した。

1997年に咸鏡北道の豆満江近くの会寧から脱北したという自由と人権のための脱北民連帯のキム・テヒ代表は、「北韓は絶対トランプが要求するレベルに核を廃棄しないだろう」とし、「いくら会談をしたとしても少し前まで不倶戴天の敵だと言っていた間なのに、互いにどのように信じるられのか」と反問した。

戦争を直接体験した70代以上の高齢者は、隔世の感を感じていると言いながらも、慎重になる必要があると助言した。この日、ソウル市鍾路区のタプコル公園に出てきたソン・チホンさん(75)は、「北韓は核を放棄しても、韓国側に大規模な投資など多くのことを望むようになるだろう」とし、「一部では北韓の資源などを取り上げて経済的発展を遂げるだろうと言うが、インフラやシステムが整っていない場合は産業を育てるのは難しい」と強調した。ソンさんは、「(北韓のために)韓国経済が難しくなって、庶民が苦しんではいけない」と語った。
  • 毎日経済_イ・ヒス記者/カン・インソン記者
  • 入力 2018-06-12 18:20:11.0

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