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K-ビューティー、貿易黒字4兆突破...本場フランスでも躍進


Kビューティーが史上初めて貿易黒字4兆ウォンの新記録を打ち立てた。

食品医薬品安全処は5日、昨年の韓国化粧品の貿易黒字は4兆2601億ウォン(約37億6841万ドル)で、前年よりも18.5%増加したと明らかにした。中国のサード(THAAD/高高度ミサイル防衛システム)危機で中国に対する輸出が大きな打撃を受けたにもかかわらず、東南アジアやヨーロッパなどに輸出市場が多様化し、黒字の規模は過去最高を記録した。

化粧品の貿易収支は2011年まで赤字だったが、2012年に初めて黒字を達成した。

以後の貿易黒字は2015年1兆ウォンと2015年3兆ウォンをそれぞれ突破した後、昨年はついに4兆ウォンを超えた。ここ5年間の平均成長率は40.1%で高速成長している。韓流を背にうけて東南アジアとヨーロッパなどに輸出地域が多様化し、黒字の規模は大きく拡大した。特に経済成長が著しいベトナムを相手にした輸出増加率は96.9%に達した。インドネシア(60.8%)とフィリピン(37.6%)などが東南アジア地域で目立つ成長を見せた。化粧品宗主国と呼ばれるフランスを対象とした輸出増加率も40.2%を記録した。英国(92.0%)とロシア連邦(101.5%)も高い成長率を示した。

特にサードの影響にもかかわらず、中国の輸出増加率が23.1%を記録した。

昨年の化粧品の輸出規模は49億4464万ドル(約5兆5900億ウォン)で、前年比で18.3%増加した。一方で、輸入は1兆3297億ウォンで前年と比べて8.9%増にとどまった。

国別では中国に対する輸出規模が最も大きかった。19億3228万ドルで中国が1位だったし、そのうしろに続いて香港(12億2245万ドル)と米国(4億4547万ドル)、そして日本(2億2539万ドル)だった。欧州ではドイツ(1367万ドル)とポーランド(1311万ドル)が初めて、輸出上位国20位以内に入った。最近は美容に対する関心が高まっている中東地域では、アラブ首長国連邦(1394万ドル)が初めて進入した。

フランスをはじめ、米国・英国・イタリア・豪州・カナダ・ドイツ・日本などの先進国に輸出された化粧品の規模は8億2077万ドルで、前年比で26.9%増加した。

生産実績も増加傾向だ。昨年、国内化粧品メーカーの生産実績は13兆5155億ウォンで、前年比で3.6%増加した。基礎化粧用が7兆6178億ウォン(56.4%)で最も大きな割合を占めた。メーカー別ではアモーレパシフィックが4兆898億ウォン(30.3%)で1位を記録した。 2位はLG生活健康(29.4%)だった。アモーレパシフィックは2016年に続き昨年も1位の座を守ったが、シェアは前年(33.6%)よりも小幅で減少した。

一方、LG生活健康は前年(27.5%)よりも市場シェアを拡大した。エギョン産業(2.96%)は順位では3位に上がったが、2位との差は大きく広がった。

昨年最も多く生産された化粧品は、アモーレパシフィック「雪花秀」の「潤燥(ユンジョ)エッセンス」だった。生産量は1890億ウォンに達した。
  • 毎日経済_カン・ダヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-05 17:18:52




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