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猛暑...百貨店・ショッピングモールに避暑行列


  • 猛暑...百貨店・ショッピングモールに避暑行列
  • 暑いほど人気が高まるオンラインショッピング


去る21日午後7時頃、ソウル市汝矣島のIFCモールを訪れたチョさん(仮名)は、駐車場の入り口の前に並んだ車の行列を見て大きく驚いた。コンラッドホテルやショッピングモールのレストランなどを利用しようとする人が一度に殺到し、地下駐車場がいっぱいになった。駐車場の係員は回車方法を案内するのに余念がなかった。 IFCモールの駐車場には総1240台をとめることができる。

IFC側は「週末をあいだ人波が集まって、駐車場は満車だった」と述べた。 22日、ソウルの最高気温が観測史上で3番目に高い38度を記録するなど、猛暑が続くやいなや、冷房施設をもとめて集まった顧客でショッピング施設は人だかりを成した。休暇の季節でなくても「避暑」が切実な家族単位の客が、複合ショッピングモール・百貨店・ホテルを訪れた。

今年上半期の期待以上の実績を出したデパートは、猛暑でさらに翼をつけた。最高気温が34度を記録した16日から38度を記録した22日までの一週間、ロッテ百貨店は前年同期比で売上げが6.6%上昇した。現代百貨店は10.2%で新世界デパートは16%上がるなど、多くが二桁の伸び率を見せた。「デパート商売がうまくいった」という評価を得た去る1~5月の、デパート3社の売上げ伸び率は2~3%台だった。一週間の間ではあるが、上半期の売上げ伸び率を2~5倍以上も上回る驚異の売上げが出たわけだ。現代デパートはブランド品(23.3%)、リビング(20.6%)、ヤングファッション(22.6%)、食品(18.6%)など、全ての商品が同じようによく売れた。

デパート訪問客も7.9%も増えた。現代デパートのイ・ヒョク営業戦略担当は、「猛暑で外部の余暇活動が制限され、デパート訪問顧客が増加した」とし、「室内で行えるイベントやプロモーションを集中的に進めて、ショッピングの利便性を高めた」と説明した。最低気温までもが26度以上に上がった週末の二日間は、ロッテ百貨店で傘・日傘(104%)、帽子(43%)の売上げが大きく上がった。

スターフィールドとIFCモールなどのファッション・飲食・レジャー施設などを集めた複合ショッピングモールも、週末のあいだずっと喧騒だった。ソウル市のCOEXモールを訪れたチョンさん(仮名、41)は、「一日中すずしく時間を過ごせる場所が必要で、両親を連れて朝から来た」と話した。駐車場の台数が制限されていて入場者数が大幅に増えることのないスターフィールドにも、先月末の平均入場者よりも15%多くの人が集まった。スターフィールド河南店で22日午後に行われたTWICEのファンサイン会にはファンと買い物客が集中し、中央広場に2000人が殺到する珍しい風景が繰り広げられた。汝矣島のIFCモールは、21~22日の週末の売上げが前年同期の週末(7月22~23日)に比べて20%増加した。

ソウル市の4大門の中と江南そして汝矣島地区の特級ホテルはピークを迎え、集まった顧客の対応に奔走した。ホテルが家族の顧客を狙ったキッズ・サマーパッケージなどが売れ、客室占有率は90%台半ばを上回った。事実上の「満室」だ。整備中かあるいは顧客の苦情に応じて交換用に確保しなければならない予備室があるからだ。

ソウル市三成洞のCOEXインターコンチネンタルホテルの関係者は、「最上位のスイートルームを除けば、稼働可能なすべての客室がいっぱいになった」とし、「客室占有率が99%に迫って、昨年の同じ期間よりも混んでいた」と語った。ソウル市汝矣島のコンラッドホテルや奨忠洞のソウル新羅ホテルなども、先週末と今週の週末の予約がすべて満室になった。東大門のアンバサダーなど、新規オープンしたホテルでも客室占有率が80%以上を記録した。東大門アンバサダーホテルでは、先週末にプールを利用した顧客が一日平均300人を上回った。暑さが猛威をふるった南部地方でも、「ホテル避暑族」が増えた。ロッテホテル釜山では、今月の客室販売率は昨年の7月に比べて15%ポイント以上も増加した。

猛暑が猛威をふるって、外に出ずにモバイルで買い物をする需要も少なくない。モバイルコマースティモン(TMON)の生鮮食品・生活必需品の販売チャネルのスーパーマートでは、気温が1度上がるごとに売上げが10%ずつ増加したことが分かった。

最高気温が30度をこえ始めた13日から一週間の間に、スーパーマートのインスタント・生鮮食品、生活必需品の売上げは前月の同期間に比べて45%増加した。平均最高気温は32.8度で、ひと月前の6月13~19日の28度よりも4.8度高かった。 1度あたり10%内外の売上げ上昇が示されたわけだ。

販売商品別ではミネラルウォーター・飲料の売上げは36%増加した。スイカなど夏の果物や野菜・肉などの生鮮食品は12%上昇した。猛暑の中、簡便食も強気だった。レトルト製品とツナ缶やラーメンなどのインスタント食品の売上げは142%急増した。すっきりしたスナックを求める人が増え、アイスクリームの売上げは110%増加した。ティモンの関係者は、「猛暑のために人々が外出を控え、自然にモバイルで買い物をするケースが増えている」とし、「決済が簡単で自宅ですぐに配達を受けることができるので、オフラインでの買い物をモバイルが相当部分代替している」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ユヂン記者/ペク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-23 21:26:03




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