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韓国で大ヒットした今年の「コラボ製品」は?
韓国で大ヒットした今年の「コラボ製品」は?
今年、人気を呼んだコラボ商品。左から「スパオ×ハリー・ポッター」「GUESS×活命水」。 写真提供=各社
いまや流通業界ではコラボレーション(共同)は選択ではなく必須になった。ソーシャルメディア時代に、異なるブランド間の出会いは話題性を高めるだけでなく、顧客の購買欲を刺激するからだ。
毎日経済新聞流通部の記者らが2018年の食品とファッション、そしてビューティー業界から出された最高のコラボ商品をあげてみた。選定された今年のコラボはアイデアと話題性だけでなく、販売も良い成果を出した。
10品目の候補の中で最も多くの票を得たコラボレーターは今年の11月、ファストファッションブランドのスパオがファンタジー映画『ハリー・ポッター』と進めたものだ。マンツーマンTシャツをはじめ、コートやスカーフ、カーディガンまで60種の製品を出した。
11月9日に店頭で販売するやいなや、2時間で製品25万枚を完売した。成功の秘訣は、事前調査だけでも7万人を参加させて、いわゆる「イルコ(一般コスプレ)」が可能なデザインとして作ったからだ。「イルコ」とは、マニアが自分がファンであることを隠すことを意味するインターネット用語だ。
スパオのハリー・ポッターコラボ製品は、テーマパークで販売している「お土産」の類ではなく、日常的に身に着けても全く不自然ではないデザインが特徴だ。スパオ明洞店では購入者の半分が外国人であるほど、海外でも人気のアイテムだ。去る24日の時点でインスタグラに上がってきたハッシュ「#スパオハリーポッター」だけでも1300件あまりだ。創造性・話題性・市場性まで、三匹のウサギをすべて取った。
カラマンシー×チョン・チャンウ、GUESS×ファルミョンス(活命水)、マキシム×カカオフレンズが共同2位に上がった。カラマンシーは「センガクルポヨジュヌンエンターテイメント」で芸能カルトのチョン・チャンウ氏を前面に立てて作られた製品だ。焼酎にカラマンシー果汁を落として飲む流行を作り出した。チョン・チャンウ氏を単にモデルとして起用したのではなく、酒好きな芸能人イメージを製品と組み合わせ、今年の酒流市場で最もヒットしたアイテムになった。ハッシュ「#カラマンシー」は1万5000件も上がってきた。
ファッションブランドのGUESSは今年4月、121年の歴史を誇る扇印の「活命水(ファルミョンス)」と一緒にコラボファッションを出した。ニュートロ(新しくて古い)デザインのTシャツとジーンズが大きな話題を集めた。ウィット感あふれる「GUESS活命水」という名前で、消費者の心を捕らえた。韓国人にはあまりにもおなじみのブランドであるGUESSと活命水の両方ともに「ウィンウィン」という評価だ。ハッシュ「#GUESS活命水」は262件上がってきた。
東西食品の「マキシム」は今年11月、初めてカカオフレンズとコラボ製品を出した。限定カカオフレンズエディションを買えば魔法瓶やステンレスカップなどのグッズをもらえることから、発売1カ月で製品68万個がほとんど販売完了した。発売以後はマキシムミックスコーヒーの売上げも40%ほど増加した。
今回のコラボはこれまで数多くのカカオフレンズコラボ製品の中でも、最もレベルが高いという評価だ。カカオフレンズショップで買えばはるかに高い価格でグッズを購入しなければならないが、コーヒーだけを買ってもグッズをもらえることができるという点で、消費者の反応は熱かった。ハッシュ「#マキシムカカオフレンズエディション」は1752件が上がってきた。
3位はトニーモリー×モスキーノ、チャミスル×ダニー、コールドブリューbyバビンスキー×BTSが占めた。ロードショップ化粧品ブランドであるトニーモリーは今年11月、高級ファッションブランド「モスキーノ」とコラボ化粧品を出して話題を集めた。特に高級ブランド品とコラボした化粧品であるにもかかわらず、価格はそれほど高くないことから、店頭とホームショッピングの両方ともによく売れた。「#トニーモリーモスキーノ」は423件で、「#モスキーノ×トニーモリー」は51件のインスタグラムハッシュが上がってきた。
ハイト進路は12月、米国のアートトイブランド「キッドロボット」と手を握り、ダニーシリーズを活用した「チャミスル・ダニー」を国内限定で販売開始した。国内100本と世界で1000本のみを製作したために、それほど知られなかった。しかしチャミスルの瓶のような、透明な緑色の「ダニー」が竹を持っているデザインがアートトイのファンのあいだで大きな話題になった。
韓国ヤクルトが今年8月に発表した「コールドブリューbyバビンスキー×BTSスペシャルパッケージ」は防弾少年団のメンバーが製品の包装に登場する。しかしメンバーたちの写真ではなく、イラストという点で奇抜だという評価を得た。今年はアイドルや芸能人を製品パッケージに登場させた製品が多かったが、「コールドブリューbyバビンスキー×BTS」が最も目を引いた理由だ。既存の販売チャネルの他に、別途に自販機を通じて販売したことも特異な点だ。韓国ヤクルトによると、コールドブリューの販売量は劇的に増えてはいないが、ターゲットである20・30代の女性を対象に認知度を大きく高めたと評価した。
毎日経済_イ・ドクチュ記者 | (C) mk.co.kr
入力 2018-12-26 21:03:07
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