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韓・京畿道安城市でまた口蹄疫の疑い

最初の発生農家から11キロメートルの距離 

去る28日、京畿道安城(アンソン)の畜産農家で「口蹄疫」が発生したことに続き、29日に安城の別の韓牛農場で口蹄疫の疑いで申告が入り、防疫当局に赤信号が灯った。この日、最終確定判定を受けた牛農家は昨年10月に口蹄疫ワクチンを既に接種したことが分かり、国民の不安はさらに高まっている。政府は今後の3週間が口蹄疫拡散の節目になると見て、口蹄疫の対応に総力を傾けている。

29日、農林畜産食品部は京畿道安城市所在の韓牛農家(飼育規模97匹)で口蹄疫の疑いが追加で申告されたと発表した。

この農家は最初に発生した農場の京畿道安城市金光面(クムグァンミョン)所在の乳牛農場と11.4キロメートルの距離に位置する農家で、飼育している韓牛3頭からよだれを垂らす、脚がふるえるなどの口蹄疫の臨床症状を示したと申告した。農食品部は農家に初動貿易チームを投入して、人や家畜などの移動を制御するなど、緊急防疫措置を実施した。先だって農食品部は、口蹄疫の発生農場でも、△該当の農場への出入り遮断、△飼育している偶蹄類家畜の殺処分、△疫学調査を実施して消毒などの措置を取ったと発表した。農食品部はこの農場の半径500メートル以内の農家9ヶ所と車両が通り過ぎた農家23ヶ所を臨床観察したが、まだ異常な症状を発見していないと説明した。

しかしまもなく別の農家から不審申告が入ってきて、口蹄疫の確定判定を受けた安城の乳牛農家はすでに昨年10月に口蹄疫ワクチンを打ったことがわかり、国民の不安は増幅している。まだウイルスの流入経路さえ把握されていない。農食品部は「大規模な移動が予想される旧正月連休を数日後に控えただけに、今後3週間の対応が口蹄疫拡散の分岐点になるだろう」と説明した。

農食品部のキム・ヒョンス次官はこの日の緊急ブリーフィングを通じて、「該当の農場主はワクチン接種を行った言っており、実際にワクチン購入・接種の記録もある」と述べた。ワクチンを接種したのに口蹄疫が発生した理由については、「ワクチン接種をしても個体の特性に寄っては免疫力が低下することがある」とし、「全国平均の抗体形成率は牛が97%で豚は80%と非常に高く、この農場の抗体形成率がいくらなのかは、もう少し精密な分析が必要」だと述べた。

口蹄疫は発症時に口と蹄の周りに水ぶくれが生じる家畜急性伝染病で、死亡率が5~55%だ。空気を介して呼吸器に感染するため、感染が非常に強い。
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者/ヨン・ギュウク記者
  • 入力 2019-01-29 17:52:37




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