トップ > コリアナウ > 社会 > 北韓軍の見える散策道を造成…「DMZドゥルレ道」

北韓軍の見える散策道を造成…「DMZドゥルレ道」


  • 北韓軍の見える散策道を造成…「DMZドゥルレ道」
  • 計画中の「DMZ平和ドゥルレ道」


「禁断の地」とされた「非武装地帯(DMZ)」が民間に「ドゥルレ道」として開放される。

3日、行政安全部と国防部、文化体育観光部と統一部、環境部など5部処によると、「DMZ平和ドゥルレ道」を4月末から段階的に開放する計画だ。対象地域は「9・19南北軍事合意」にもとづいて監視警戒所(GP)撤去と遺体発掘など、緊張緩和の努力が行われている古城(コソン/東部)と鉄原(チョロン/中部)そして坡州(パヂュ/西部)の3つの地域の総42キロメートル区間だ。

とは言え、観光客の安全問題が継続して提起されており、政府は南北平和ムードを継続するために性急に進めているのではないかという批判が出ている。

DMZは今も捜索と待ち伏せ作戦が行われる地域であることから、観光客が軍事的脅威にさらされる可能性を完全に排除することは難しい。南北は一部GPの試験的撤退を終えたが、まだ北側の150ヶ所と南側の約50ヶ所のGPに、重武装した将兵が警戒に立っている。政府が「DMZドゥルレ道」事業を発表する前に北側に通知して同意を得る手続きが行われず、停戦協定に基づいてDMZを管轄する国連軍司令部の承認を受けていないことも問題として指摘される。 9・19軍事合意で南北間の信頼が築かれているが、最近の北韓は消極的な態度を見せている。北韓は今月初めから開始することを約束したDMZの南北共同遺骨発掘にも呼応していない。

政府は当初、3つの地域を同時に開放する計画だったが、民間人の身辺安全保障対策が不十分であるという批判が提起されたことから、古城(コソン)地域のみを優先的に試験運営する方向に計画を急いで変更した。坡州(パヂュ)と鉄原(チョロン)地域は、後続準備が終わりしだい追加で開放する予定だ。

具体的なコースは、古城地域は統一展望台から始まって海岸の鉄柵に沿い、金剛山展望台まで訪問する区間で造成される。統一展望台から金剛山展望台まで往復区間を車両で移動する別のコースも運営する予定だ。鉄原地域は白馬高地の戦跡碑から始まり、DMZ南側の鉄柵に沿って非常駐GPまで訪問することができる。坡州地域は臨津閣から始まり、都羅山展望台を経由して撤去GPまで訪問する区間だ。鉄原と坡州はDMZの中に入るコースであり、古城はDMZ南方限界線付近まで接近することになる。

最初の試験地域である古城訪問申請は、行政安全部DMZ統合情報システム「DMチギ」、韓国観光公社の歩く旅行ホームページ「トゥルヌビ」で来る11日から受付をはじめ、抽選で参加者を決定する。
  • 毎日経済_ナ・ヒョンヂュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-03 17:55:32




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア