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国内研究陣 脳と機械を連結する脳神経プローブ開発


韓国の研究グループが、脳と機械の接続に使用できるプローブの開発に成功した。

大邱慶北科学技術院(DGIST)の研究陣は、グラフェンとナノワイヤーを利用して、脳と機械を接続できるプローブの開発に成功したと3日明らかにした。

第4次産業革命時代を控え、人間と電子機器との情報交流の必要性に応じて、人間の脳と外部機械とのインターフェース技術開発が盛んに行われている。脳・機械のインターフェース技術は、電気刺激を通じた脳疾患の治療、身体障害者のためのロボットの腕や足のような人体の結合技術、人間と機械の直接精神交流などに向けた基本的で必須的な技術だ。

しかし、脳・機械インターフェースのために既存に開発された脳神経プローブは、マイクロ技術とシリコン物質に基づいて高い電気抵抗、人間の脳信号の獲得や電気刺激伝達に適していない硬い構造などの問題点を持っていた。研究陣は、従来のプローブが高い電気抵抗によって微細な脳神経の信号検出が難しく、構造的接合の問題によって寿命が短いという欠点を解決するために、グラフェンとナノワイヤー技術を基盤とした脳神経プローブを開発した。

研究チームが開発した脳神経プローブは、酸化亜鉛(ZnO)ナノワイヤーを電極構造に適用して、脳信号周波数領域で低い電気抵抗を帯びているため、微細な脳信号の測定が可能で、信号獲得効率が高いことが特徴である。チャン教授は「グラフェン物質ベースの信号伝送ケーブルを活用して、電極の接続構造を柔軟にしたことで、脳のような柔らかい部位で電気信号を安全に獲得することができ、導電性ポリマーを用いて電気的特性と生体安全性を改善した」とし、 「脳卒中のような脳疾患の治療のための電気信号の取得と刺激に活用することができ、これに基づいて、人間と機械を結合する様々なインタフェース技術に適用されるだろう」と期待した。彼は「高効率脳神経プローブは、人間と機械が物理的、精神的に交流する第4次産業革命を現実化することができる必要基盤技術」としたほか、「今後、無線機能の搭載など、人間と機械がより便利につながることができるように、後続の研究を行う」と付け加えた。

研究結果は、材料分野の国際学術誌「ACSアプライドマテリアルズ・アンド・インターフェース」先月17日付に掲載された。
  • 毎日経済 ウォン・ホソプ 記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-04-03 16:15:55




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