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皮膚のほくろ、色と形態別に健康状態を類推


  • 皮膚のほくろ、色と形態別に健康状態を類推
皮膚にできるほくろの色は、身体の健康の重要なヒントとして作用する。実際に、ほくろは医学的に母斑に該当し、特有の色と形態を通じて発生原因と健康異常を類推することができる。

白いほくろ=白斑症

白い色の斑点は、茶色の斑点とは反対にメラニン色素が不足して起こる現象だ。白斑症、白色症、尋常性白斑などがあり、この中で最も問題となるのは白斑症だ。「白板症」は、免疫細胞が正常な皮膚の色素を異物として認識して破壊する自己免疫疾患の一種だ。白斑症は、紫外線から肌を保護するメラニン色素が欠乏して日常火傷や皮膚癌に脆弱な特性がある。

ウボ漢方院のイ・ジンヒョク院長は、「白斑症の患者は、紫外線の他にも物理的、化学的刺激が加わると、正常な皮膚にも患部が染みる”ケブネル現象”が発生し、この過程で患部の真皮まで被害を受けると再生機能がさらに落ちる」と伝えた。また、イ・ジンヒョク院長は「白斑症漢方治療は、漢方薬を中心に伝統的な鍼治療と免疫機能の改善を通じてメラニン色素を作るチロシナーゼ、TRP1、TRP2などのメラニン合成酵素を活性化させる効能を見せている」と述べた。

茶色のほくろ=神経皮膚症候群

一般的に茶色のほくろは、皮膚表皮にメラニン色素が過剰増殖して起こる。通常、そばかすの形の小さいほくろの形からコインの大きさ以上の点の斑点形態もある。最も代表的に、ミルクコーヒー色の斑点(カフェオレ斑点)を挙げることができる。ミルクコーヒー色のほくろは、神経皮膚症候群の一種である神経線維腫症の患者からの同伴疾患として現れることがあり注意を要する。神経線維腫症は、皮膚や神経系に現れる腫瘍の一種で、茶色の斑点の痛みはもちろん、脊髄や脳などの重要な組織に腫瘍を引き起こすなどの合併症を引き起こすことがある。

黒いほくろ=黒色腫(メラノーマ)

通常黒いほくろは、シミやそばかす、肝斑である場合が多い。通常の場合、紫外線の露出を減らし、ビタミンのような抗酸化栄養素を摂取すると好転する。しかし、黒いほくろがとりわけ黒く、その形が斑点を帯びている場合は、綿密な検査を受けてみなければならない。特に黒色腫はメラニン細胞が悪性に変化してできた疾患で、一見、黒いほくろと誤認しやすい。ひとまず黒色腫が悪性と判明したら、癌まで引き起こすことがあり、皮膚のほか、リンパ管や血管を通じて骨、肺、肝臓などのどんな器官にも転移することがあり注意が必要だ。

青いほくろ=青色母斑

青い色のほくろを考えると、真っ先に思い浮かぶのが、蒙古斑点である。これは、新生児や乳幼児の背中やお尻に生じた青色のほくろで、モンゴル系の人種に主に現れるが、成長とともに消えるため、心配する必要はない。

しかし、大人になっても青いほくろが消えずに、顔をはじめとして、腕、足、首などにも斑点がある場合はこれはただの蒙古斑点ではなく青色母斑や太田母斑である確率が高い。青色のほくろはひとまず境界が明確な丘疹や結節の形で現れるが、小型の大きさで1cmを超える場合は稀だ。太田母斑は、表皮層に存在しなければならないメラニンが真皮層にまで過剰増殖した色素疾患で、三次神経が密集した目の周りに主に発生し、必ず治療が必要だ。
  • シークニュース_パク・シウン記者/写真_ウボ漢方院提供
  • 入力 2014-07-04 14:57:43




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