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韓国延世大学新素材工学部 光を出すシリコンシートを開発


国内研究陣が赤色・緑色・青色など、3原色の光を出すことができるシリコンを開発した。延世大学新素材工学部のチェ・ホンヂン教授とポステック(浦項工大)新素材工学科のチョン・ムノ教授、韓国科学技術研究院(KIST)のチェ・ウォングク界面制御研究センター長らの共同研究陣は、青色・緑色・赤色を含む、広い波長範囲を持つシリコンナノシートを開発したと9日、明らかにした。

シリコンは半導体として各種素子に応用できるが、光を発生させることは難しく、ディスプレイや照明・センサーなどに使われる光学素子として活用するには限界があった。

研究陣は寒い季節に雪の結晶が育つ模様を模写して、シリコンを1ナノメートル厚の薄いシート状に造り、発光特性を高めることに成功した。チェ・ホンヂン教授は、「これまで光素子に使用される高価な化合物半導体のかわりに、相対的に安価なシリコンを光素子として使用できる糸口をつかんだ」と説明した。研究陣は今回開発したナノシートを基盤に、簡単な光素子は3年、複雑な素子でも5年以内に造られて実用化されるだろうと予想した。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-09 17:06:07




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