Q.韓国の飲酒文化~お酒が飲めると上司に可愛がられる?

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A. 酒席、会食、飲酒、歌舞…こんな単語を羅列してみると、以前に通っていた会社の女性スタッフを思い出します。会社が設立され、什器が入ってくる前からともに仕事をしていたスタッフなので「創業の功臣(?)」ともいえるでしょうか。2年めに倒産した会社なので、功臣といってもナンですが。とにかく、その女性スタッフが入社してきた後に、社員、主任、課長、部長はもちろん、重役なども入社するようになりました。入社日を基準にするなら、ほとんどのスタッフがその女性スタッフの後輩だったといえます。

とにかく、それから数か月経ってみると、年齢の高い重役と部長などの幹部数名を除くと、スタッフのほとんどが彼女に若干気をつかいながら仕事をしていることがわかりました。彼女が自分より年上の後輩(?)を意のままにした秘密は会食にありました。大学を卒業したばかりで幼く見え、少女のようだった彼女は、実はものすごい酒飲みだったのです。どれだけ飲んでも酒に酔わないその実力。ハリソン・フォードが主役の映画「レイダース/失われたアーク」を観たことはありますか?その映画のある場面で、インディアナ・ジョーンズの昔の恋人マリオンが登場するのですが、ネパールで酒屋をしながら険悪な姿の男たちと酒の賭けをするようになります。かわいらしく小さな恋人が、酒の実力を誇り、相手を倒し豪快に笑うマリオン、まさに彼女を連想させる女性スタッフだったんです。どれだけ飲んでも酔わない彼女は、会食が終わった後、同僚の女性スタッフはもちろん、酔っぱらった男性スタッフまで車に乗せて帰宅させる騎士道精神(?)も発揮していました。そのうえ、会食の席でスタッフたちが嫌う重役のとなりの席に座って酒の相手をし、先に帰します。トイレで嘔吐する女性スタッフの背中をさすります。酒が深くなる会食の夜は完全に彼女のものでした。

当時、若い会社の代表の方針が「仕事をするときは仕事をし、遊ぶときは遊ぼう(だからすぐ倒産した?)」だったので、会食が頻繁にあり、彼女が実力をみせてくれる日も多かったようです。マッチョな男性スタッフを相手に奮闘するあまり、後に彼女の勢いが衰えたようですが、彼女の酒の実力がまだそのままなのか気になるところです。

酒が強いと明らかに会社生活に役立つ時があります。アルコール中毒者のように仕事をしないで酒だけ飲むとか、酒を一口飲んだだけで態度が急変したり、泣き上戸になるのでなければ、社会人が昇進をするうえで酒は決して害にはなりません。

韓国人の場合、おそらくマッチョ気質も一役買っているように見えます。男らしさをみせるために危険な場面に飛び込む姿、危機に瀕した女性を助ける男らしい場面を見せるのは難しくても、酒の実力を証明するのは難しいことではありません。最近では、女性の気勢もとても強くなっており、同年輩の間で女性スタッフの酒量に驚く男性も多いはず。酒の席だけでなく、ソチオリンピックでも韓国選手団が獲得した金メダルはすべて女性選手のおかげでしたから。

Tip1:だからといって酒に弱い人も落ち込まないでください。面白く遊ぶ方法を会得すれば、座中の人気を独占できるかもしれません。夕食だけで終わらない会食なら、楽しもうとする態度をみせなければなりません。「私、会食は嫌いだ。酒も歌もできない」などと言い訳をしないで、同僚が歌を歌う時、拍手をしてほめる。ともに笑える気持ち次第で、会食があるたびにあなたは必ずいつも一緒にいたい存在だと思われるようになるはずです。

Tip2: レイダース/失われたアーク(Raiders Of The Ark)は、1981年に登場したインディ・ジョーンズのシリーズを知らせるスティーブン・スピルバーグ監督の作品。ナチと戦いながら聖櫃を独占するという内容ですが、とても面白く鑑賞しました。この週末、特別なスケジュールがなければ、ビール一杯やりながらビデオをみるのもいいかもしれません。すでに見た映画でもまた見てもいいじゃないですか。(お金をもらって広告しているわけではありませんので、誤解なさらずに)
  • Lim, Chul
  • 入力 1900-01-01 00:00:00

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