Q.朴槿惠大統領が新聞記事でよく指摘されている「疎通不足」とは?(上)

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A. 話を一つ聞かせてあげましょう。会議が好きな社長の話です。

毎週月曜日の朝になると、特別な議題がなくても、会社の幹部は社長室の隣の会議室に場所をとります。

部門別に特別な事案がなくても業務報告をします。短くは2~3分、長くは5分くらいになる部門別の報告時間だけで、1時間を十分に超えます。毎週、ありきたりな報告をしないように、金曜日の夜に部長は帰宅しようとする従業員にアイデアを出せとイラつきます。

人とは少し違うアイデア、社長が好むような企画案を作り出すことが出世の近道であることを知っている以上、従業員が嫌がっても仕方がないのです。そのため、幹部会議はアイデア競演を彷彿させるほどになりました。

会議の席上で発表用に作成された企画案が成功したビジネスにつながるのは難しいもので、それなりに素晴らしいアイデアを出して社長から「積極的に推進しろ」という一言を聞き、死力を尽くしていた部門は、最初の一歩さえ踏み出せすことができなかったせいで、非難を浴び、最終的に部長が辞任します。以来、会議場には沈黙が漂います。

誰かが、それっぽいビジネスの話をして会議場の重い雰囲気を変えてくれることを願いながら、顔色を見るばかりです。

各部署が発表する企画や事業について、何の問題提起もしません。異見もありませんが、少し補えば、それなりに成功しそうな事業についても積極的な意思表示をまったく行いません。ただただ、社長の顔色を見るだけです。

部長の発表が終わると社長は簡単に寸評を行います。手帳を取り出して、新聞を読みながらメモしておいた素敵な言葉を従業員に伝えます。部長は社長の金科玉条を自分の手帳に書きとります。ほとんどは、すでに知っている内容ですが、復習する気持ちでとにかく書きます。

月曜の会議でも足りず、社長は頻繁に会議を招集します。役員だけが参加する会議、中間幹部も出席する拡大幹部会議、時には平社員とも会います。会議に出席する社員は、手帳に書き写すのに忙しくなります。

社長は自分がコミュニケーションの重要性を知って自ら実行する最高の経営責任者だと確信しています。この会社での会議が好きな人は社長だけで、意思疎通がうまくできていると感じている人も社長、一人だけだとしてもです。

それでも、世間に認められている立派な会社だからこそ、社員は正直に不満を打ち明けたりはしません。お給料の権限を握っている社長に気に入られて、生き残って出世する秘訣は、適者生存です。

(※この記事は「朴槿惠槿惠大統領がよく指摘される「疎通不足」とは?(下)」に続きます。)
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-07-08 07:00:00

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