A. | グループ神話のアンディ、H.O.Tのトニー・アン、ソン・シギョン、バズ(Buzz)のボーカル ミン・ギョンフン、イルマ、チョン・ジュノ、チョ・インソン、キム・ジェウォン。彼らの共通点は何か知っていますか。 もちろん芸能人です。もう一つの共通点は、軍隊に行ってきており、全員、軍楽兵として現役服務を終えたということです。神話のアンディ(本名:李先鎬)は、米国の永住権所有者で、彼が卒業した外国人高校の学歴が認められなかったため、検定試験まで受けて現役で入隊しました。 コンサートで即席で作曲して演奏することで有名なピアニストのイルマも、英国の市民権を放棄して、海軍軍楽兵として軍服務を終えました。若くはない年齢で(周囲と比較して)軍生活をしたにもかかわらず、何ごとにも懸命だった模範水兵だったそうです。慰問公演に行くたびに爆発的な人気を得て、将校たちも彼にサインをもらおうとしたという話も伝わってきます。 海軍軍楽隊は本当に行くことが難しいところです。陸軍軍楽隊や空軍軍楽隊も簡単に行くことはできませんが、特に海軍軍楽隊は世界を回る、広報使節としての役割もするので、羨望を集めるところです。 軍隊に行く芸能人を最も多く見ることができるところが軍楽隊でもあります。2013年、芸能兵士制度が廃止されて芸能人が軍楽隊に集まり始めたからです。現在、ヒップホップ歌手のスイングス(本名:ムン・ジフン)とSUPER JUNIORのシンドン(本名:申東熙)、ソンミン(本名:李晟敏)が陸軍軍楽隊で服務中です。JYJのジェジュンも軍楽隊で服務中であり、東方神起のユンホ(本名:鄭允浩)も第26機械化歩兵師団軍楽隊の一員になったというニュースが聞こえます。 ただし、芸能人なら誰でも軍楽隊に行くことができるかというと、そうでもありません。一般人に比べると比較的容易ですが、保証されていることではありません。歌手出身で、一つや二つの楽器を扱うことができるなら難しくありませんが、俳優であれば誰もが知っているほどの人気があってこそ、可能です。歌も歌えず、ラッパも吹けないのであれば、公演のときにすることがありませんから、人気だけでも必要ということです。 また、軍楽隊は徵集ではなく、募集する軍隊です。試験を受けて志願入隊するわけです。音大出身だからと全員が軍楽隊に行くと思ったら大きな間違えです。(後の文を見れば分かるでしょうが、ソウル近くにいるA級軍楽隊の話です) 外国で修士号まで取った作曲家が警察楽隊に応募しましたが落ちました。編曲を行う軍楽兵を1人選ぶのに50人が志願したそうです。それなりに自信があったそうですが、ソウル大出身の作曲家に負けたそうです。彼は実力のせいではなく、バックについている人のせいで負けたと悔しがっています。 以来、彼は論山訓練所に行って軍楽特技兵に分類されて軍楽兵の試験で満点をもらいましたが、軍楽兵科の志願者は余っているのに輸送兵科は足りず、運転兵に落着したといいます。とても憂鬱な気持ちで軍生活を始めましたが、幸いなことに自隊配置を受けた後、軍楽隊長と知り合うきっかけがあり、運良く軍楽隊で軍服務を終えることができたと言います。 誰もがこの幸運を得ることはできません。訓練所で身体検査をするときに特技に音楽を必ず書いておく必要があります。これを忘れてしまっては、軍楽隊とは永久にお別れです。 戦闘兵として、一線で歩哨だった音大出身者が軍楽隊に行きたいがために、指揮官にお願いして試験に合格しましたが、「入隊するときに確認した特技は除隊するまで変更しない」という理由で、軍楽隊へ移動できませんでした。だから、軍隊は一番最初にラインをよく選ばなくてはいけないという言葉があるのです。 次回は、韓国にある軍楽隊の種類とランク、軍楽隊の志願資格を確認してみます。 (※この記事は「韓国の軍楽隊は試験を受けて入るのですか? どんな部隊なのか知りたいです。(下)」へと続きます。) |