Q.韓国の芸能人がなぜ芸名を使うのか、芸名を使うことになったきっかけなどを教えてください。(5)

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A. ※この記事は「韓国の芸能人がなぜ芸名を使うのか、芸名を使うことになったきっかけなどを教えてください。(4)」の続きです。

学生時代を思い出してみてください。ほとんどニックネームを持っていたことでしょう。時間をさかのぼってみると、とにかく気が短いことから「ネンビ(鍋)」という別名を持っていた友達が思い出されます。不幸にも筆者の別名は「ヨントン(煙突)」でした。どこでついたのか、顔に汚れがついていることが多く付けられたあだ名です。「煙突の掃除でもしたのか」とからかう友人が現れたのですが、それが別名になってしまいました。

それでも「チャボルレ(シャクトリムシ)」という別名よりはましでしょう。あまりにも行動がのろかったことからついたあだ名でした。他の同級生たちの別名が何だったのかは覚えていませんが、ほとんど動物の名前だったように思います。エイ、サル、キリン、ヤマネコ、アゲハチョウなど。

ところで、動物の名前をそのまま芸名にしている芸能人もたくさんいます。代表的なのがずば抜けた歌唱力を誇る歌手GUMMY(パク・チヨン)です。ゴミと読むのですが、ゴミは韓国語で蜘蛛という意味です。彼女はMBCの『私は歌手だ』、KBS2『不朽の名曲』、MBC『覆面歌王』などのサバイバル番組でも他の共演者を圧倒する実力を見せてくれます。

  • < JTBC『シュガーマン』で深い感性を込めて歌うGUMMY >

2003にデビューした後、『IF YOU COME BACK』、『友達にでもなればよかった』などのヒット曲を発表しましたが、声帯結節により1年間リハビリ治療を受けました。しかし、復帰直後に発表した『記憶喪失』という曲でSBS人気歌謡で1位になり、すぐにたくさんのファンを確保した歌手です。彼女は濃く深い感性で歌います。知らず知らずのうちに、聞き入ってしまう歌声です。

GUMMYという芸名もそのような意味でつけたそうです。蜘蛛の巣にかかると抜け出すことができないように、音楽ですべての人を抜け出すことができないほどの中毒させたくて付けた名前です。一つだけ加えると、GUMMYには「とても大きな美しさ」という巨美という意味もあり、重義的な芸名でもあります。

あるラジオで、司会をしていたキム・フングクが「GUMMYの『友達にでもなれば良かった』」と紹介するべきところを、「友達の『GUMMYにでもなればよかった』」と話したことから、歌手の名前と曲の題名を倒置するロシア式のユーモアが流行ったりもしました。

現在、主に日本で活動するキム・ソヨンの芸名はFAT CAT(太った猫)です。写真を見ると、似ているような気もします。太った猫は2011年にデフコンのミュージックビデオを通じて芸能界に足を踏み入れました。『My Love(私の愛サカジ)』で世間の関心を集め有望株に挙げられていましたが、3番目のデジタルシングル『It's Like a Dream(夢みたい)』を発表した後、腎臓のホルモンの異常で活動を中断しました。健康が回復した後、すぐに日本へと渡りました。

  • < FAT CAT >

最もかっこいい動物の芸名を持つ歌手は6人組ボーイズグループVIXXのメインボーカルであるレオ(チョン・テクウン / 鄭澤運)です。レオは少年サッカーの国家代表だったうえに、テコンドーも4段を持ち、ボクシングまでしていたため、チェユクドル(体育をするアイドル)のイメージが強いメンバーです。

性格も寡黙で、他のメンバーが冗談を言い合うときに一人だけ黙っていて、彼が何か言おうものなら、他のメンバーはもちろん、ファンでさえも耳を傾けるそうです。レオという芸名は所属事務所、ジェリーフィッシュエンターテイメントのファン・セジュン代表が「動物の王ライオンのように、歌手の王になれ」という意味からつけてくれたそうです。

確かに、芸名はとても重要です。アメリカラクダと呼ばれるラマは50キロ以上の荷物を背負ってアンデス山脈を歩く動物です。ラマという芸名を持つ歌手はヒップホップ歌手のラマ(リュ・ヒジェ)と4人組のエコバンド「ヨスル・タンナグィ(魔法のロバ)」のボーカルラマ(チェ・ジンギュ)です。

ヨスル・タンナグィは大衆にあまり知られていませんが、シングルを4枚も出した実力派です。小児がんの患者にかつらを贈呈したり、低所得層の児童に寄付するために、慈善公演を続けるアーティストでもあります。良い事をたくさんしているのに、ラマのように大変な暮らしをしているようにみえ、心が痛いです。

  • < 慈善公演をするヨスル・タンナグィ、中央でギターを弾きながら飛んでいるのがラマだ >

ユン・ミレと一緒に夫婦ラッパーであるソ・ジョングォンの芸名はDrunken tigerです。アメリカのLAで暮らしていた彼は、高校生だった1992年にLAのあるヒップホップクラブで『Call me Tiger』を熱唱して注目を集め、ニューヨークに居住していたDJシャイン(イム・ビョンウク)に合って、「Drunken tiger」を結成します。チームで活動していた時、ソ・ジョングォンの芸名はタイガーJKだったのですが、2人が決別した後には、チーム名が芸名に変わりました。

彼の写真を見ると、いつもお酒を飲んだ次の日の朝に撮ったような姿をしています。

このほかにも、動物の芸名を持つ芸能人には歌手のNavi(ナビ=蝶々 / アン・ジホ)とインディーミュージシャンのキリン(イ・デヒ)、ヒップホップデュオのDynamic Duoのラッパーであるゲコ(キム・ユンソン)、ブルース・リー(イ・ソリョン)と似ている顔で主に武道映画に出演するアクションスター、コ・リョン(巨龍 / Dragon Lee / ムン・ギョンソク)、ロックバンドのEveで作詞作曲を担当していたG.ゴリラ(コ・ヒョンギ)などがいます。

コ・リョンはブルースリー(イ・ソンリョン)に似たいという熱望を芸名に込めており、ゲコは「犬サイコ」の略字だそうです。しかし、よく彼の鼻(コ)が犬(ケ)の鼻に似ているためついた名前だと思われています。ナビは芸名により得をしたりもしています。全羅南道で開催されたナビ祭り(蝶々祭り)の広報大使になりました。まさに、名前のおかげです。

動物とは関係ありませんが、MCモン(申東鉉 / シン・ドンヒョン)も含める方がいいでしょう。彼の芸名にあるMCは、ヒップホップのMCではなく、テレビやラジオの司会者を意味するMCで、モンもモンキーではなく夢を漢字読みしたものだそうです。MCを夢見ているという意味ですが、外見も似ているうえに、サルの物まねも上手です。あるテレビ番組で出演者がそれぞれバナナを持ってサルを誘惑したのですが、サルはMCモンのバナナを受け取って食べたそうです。周りの人は種族を見分けたのだという反応を見せました。

ウリムエンターテイメント所属の歌手Joo(チョン・ミンジュ)は2006年SBS『スーパースターサバイバル』の5次関門まで進出した後、企画会社にスカウトされました。パク・ジニョンが作詞作曲した『男のせいで』という歌でデビューしまして人気を集めましたが、制服を着たままお酒を飲む写真が出回り、非難を受けたりもしました。また、この時にJooという芸名と発音の近い、zooに掛けて「動物園」と呼ぶアンチファンも登場しました。彼女の芸名がZooだったら、動物が芸名の芸能人を全てその中に取り入れることたが出来たでしょうに、残念でもあります。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-04-21 00:00:00

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