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ギガWi-Fiの拡大でスマホの利用風景変わる…バスを待ちながら映画をダウンロード

Wi-Fi4380万人、ギガ共和国「目前」 

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「カフェで人と待つ、バス停で満員バスを待つ、デパートで友達を待つ…」

会社員のキム・ヨンチョルさん(37)は、公共の場で誰かを「待つこと」を時間の無駄と考えて最も嫌っていた。しかし昨年からこのような退屈な時間に、主に映画やドラマをダウンロードして楽しむことで待つことの退屈さが消えた。いまや主要な公共の場にもほとんどギガWi-Fiネットワークが設置され、ダウンロード速度が以前よりも4倍ほど速くなったからだ。

全国がすばやくギガWi-Fi圏域に吸収されている。2年前、KTが既存のLTEネットワークよりも4倍高速のギガWi-Fiネットワークを、カフェやバス停などに設置して起きた変化だ。

KTによると24日、2013年4月にスターバックスなどのカフェを中心に初めて設置されたギガWi-Fiは、いつのまにか月利用者が4380万人を突破した。ギガWi-Fiの利用者は、無線LANルーター(AP機)に接続した端末件数で測定できる。

KTの場合、現在114ヶ所の広域バスの停留所と、スターバックスやカフェ・ベネなど約4500のブランド店、空港やデパート・駅などのランドマーク地域135カ所、アパート団地111ヶ所の構築を完了した。SKテレコムもギガネットワークを設置しているが、ルーターの数はまだKTに達していない。

ギガWi-Fiネットワークはダウンロード速度が1.3ギガビット秒(Gbps)に達し、これまでのLTE Wi-Fiよりも速度が大幅に速くなった。理論的には容量が1ギガバイトの映画を、一般のスマートフォンに10秒ほどあればダウンロードすることができる。

KTの関係者は、「人が混雑した公共の場で実際に測定すると、容量1ギガバイトのコンテンツを25秒ほどあればダウンロードできる」とし、「LTE Wi-Fiが1分以上かかっていたのに比べると3~4倍速くなった」と説明した。

ギガWi-Fiが拡大され、携帯端末の使用風景も変わってきている。

バス停やカフェなどの公共の場所で、一人でコンテンツをダウンロードして楽しんだり、大容量のゲームをする人が急増している。実際、KTの調査によるとギガWi-Fiの利用は、カフェや劇場などのブランド店で一日平均143万人(月平均4290万人)で最も多く、バス停も一日平均32万人(月平均960万人)がギガネットワークに接続している。

KTの関係者は、「最近3ヶ月、新しいギガWi-Fiの利用者が約2倍に増加した」と説明した。

KTはギガWi-Fiを、加入者を対象とした付加サービスの一環として見ている。

最近では江南のCOEX店と外食店マッドフォー ガーリック(Mad for Garlic)もギガWi-Fiルータを設置するなど、全国ネットワークをさらに拡大していく計画だ。
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-24 22:01:03




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