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isoi(アイソイ)イ・ジンミン代表、コピーライターから天然化粧品ブランド創業

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  • isoi(アイソイ)イ・ジンミン代表、コピーライターから天然化粧品ブランド創業
  • < イ・ジンミン代表がisoi天然化粧品を披露している。キム・ジェフン記者 >

「韓国の地形に強い、Anycall」、「私は私、トムボーイ」、「ソンヨン、愛してる」

1990年台の広告市場を揺るがすメッセージは一人の人間から生み出された。金剛企画(現INNOCEAN)・第一企画を経てisoiのイ・ジンミン代表は当代ナンバーワンのコピーライターだった。そんな彼女が15年間携わった広告企画を辞めて1999年に突然新しい分野に挑戦した。

イ代表は「当時ヨーロッパで化粧品に入るベンゼン、パラベン等の化学成分ががんを誘発するという問題点が指摘され、天然化粧品を勉強し始めた」とし、「女性のための意味ある仕事のために、賢い化粧品事業に飛び込んだ」と明かした。

独自のブランドを作るまでに、まるまる10年がかかった。イ代表はドイツの天然化粧品ブランド『ロゴナ(LOGONA)』を国内に流通しながら、合間にノウハウを蓄積した。isoiを代表するブルガリアンローズオイルもこの時に発見した。彼女は「天然成分を研究していた中で、10倍以上並外れて高い商品があったのだが、それが『ブルガリアンローズオイル』だった」とし、「価格を考えれば難しいが、肌を考えれば必ず入れねばならないという判断からブルガリアでも最高級のオイルだけ提供を受けている」と話した。ブルガリアンローズオイルは肌再生と美白に秀逸な原料として知られている。

化粧品原料100%を高級天然成分で作ったため、中小化粧品業者らしからず価格はセット当たり10万ウォン台を超える中・高価が大部分だ。今年1月、日本最大のホームショッピングサイトQVCの初放送では国内よりも1.3倍高い価格でも約1億ウォン程が売られた。

イ代表は「最近、成分と効能を調べた日本のホームショッピング社は国内のオフライン価格と同一の納品条件に同意した」と明かした。

isoiは2009年の設立以降、年平均2倍以上の高成長を続けてきた。成分に敏感な購買者たちの口コミがもっとも大きな原動力だったという評価だ。売上高は2009年の24億ウォンから垂直上昇を繰り返して5年目となる2013年には160億ウォンに達した。昨年には220億ウォンで6年目にして売上高が9倍以上跳ね上がった。今年は300億ウォン以上を目標にしている。

イ代表は「医師、薬剤師、教授など成分に敏感な層の購買者が増え、マーケティングよりも口コミで認知度が高まった」とし、「今年は直営店を増や、ロッテ百貨店の販売店も増やしながら売上高が大きく伸びるものと期待している」と話した。

輸出も躍進する見通しだ。昨年は10億ウォンに留まったが、今年からは海外ホームショッピングと中国に直接進出する計画で成長が予想されるためだ。

イ代表は「単価修正に熱を上げた海外ホームショッピング業者たちが商品力を認めながら、日本に続き3月からはアメリカのホームショッピングも開始する予定」だと伝えた。今年イ代表は「2020年アジアNO.1天然化粧品企業」という目標を掲げた。彼女は「最近、歌手のIUをモデルに投資したことは小さな企業としては大きな勝負をかけたもの」だとし、「今年は国内を超えて本格的に海外へ羽ばたく元年とする」と明かした。
  • 毎日経済_チン・ヨンテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-08 17:06:38




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