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あなたはウソ発見器をだますことができますか?


ウソ発見器は、嘘をつく人の微妙な身体の変化を感知して真実と嘘について探り出す。

ウソ発見器が注目する変化とは、私たちの体の「交感神経」の活性化だ。驚いたり、恐怖を感じたときに活性化する交感神経は、私たちが気づかないうちに身体に様々な変化を起こす。

国立科学捜査研究院法心理課のキム・ヒソン課長は「嘘をつく人の反応は、森の中で猛獣に会ったときと似ている」とし「瞳孔が震えて心拍数や血圧が高くなる」と説明した。

しかし、ウソ発見器は、「証拠」として活用することができない。高度な訓練を受けた人は、ウソ発見器の変化を避けることができる。また、正直な人も緊張すると、嘘をつく時と似たような反応を見せたりもする。

代わりに「秘匿情報検査」を活用すると、証拠としても採択されうる。秘匿情報検査とは、容疑者に「あなたはこの人を殺害しましたか?」と直に問う「一般情報検査」とは異なり、複数の人の顔の中に被害者の顔を混ぜて見せるものだ。もし容疑者がコンビニAで、Bという人を相手に、物品Cを盗んだと仮定してみよう。容疑者に対して、Aを含んだ複数のコンビニの写真とBが含まれた人々、Cと一緒に多様な物品を見せる。

最近では、脳波はもちろん、嘘をついたとき、脳で起こる反応を調べる研究も進行している。キム・ヒソン課長は「嘘をつくとき、脳で何が起こるかを機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)を用いて見た後、これをウソ発見器に適用する研究が進められている」とし「ウソ発見器の技術もますます進化している」と述べた。
  • ウォン・ホソプ記者
  • 入力 2015-03-30 17:29:18




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