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[I ♥ 建築] 万歩客


  • [I ♥ 建築] 万歩客
友人がこどもの日に梨泰院の経理団キルに行ったが、人が多すぎて歩けないほどだったという。20代の若者カップルだけでなく、子供を同行した家族連れも多かったという。一方、ニュースには遊園地が例年に比べて人々が集まっていないという記事が出た。こどもの日にも経理団キルに人が集まる現象は、私たちの社会の産業化と都市化がどのように進化したのかを示す姿だ。

産業化され、一番最初に起きた現象は通勤時間の誕生だ。人々は買い物をする日と休憩時間を退社後にも持つことができるようになった。当時は産業化によって人類の歴史上で最も高い人口密度の都市が生まれるようになった。

この時、建築ではガラスが普及され、商店はショーウインドーということを発明して商品を展示して販売した。同じ退勤時間に流れるように出てきた人々は、路面に立ち並ぶ店のショーウインドーを見ながらショッピングをした。

それまで以上に多様化した物品を売るために百貨店も生まれた。しかし、仕事の後に道を歩きながらショッピングをするには道がとても暗かった。だから、街灯が誕生した。街灯は街頭を照らし、人は人道に沿って歩きながら買い物をした。街灯は街頭の店が物品をもっと売るために作り出した資本主義の発明品だ。

以来、道を歩きながら物品を見て、物品を買って、カフェに座って通り過ぎる人々を見物する風景が都市文化と経済の中核となった。

韓国でも昔から5日場や市場町で物品を買って売った。しかし、それは主に必要による行為であったし、エンターテインメントの目的は少なかった。しかし、最近になって弘大の前、カロスキルをはじめとする歩きたい通りが都市の主要目的地として浮上した。いまや人は休むとき、歩きたい通りに行く。彼らは単純に物品を買うために行くのではない。むしろ物品は、インターネットショッピングで購入する。

それにもかかわらず、ますます多くの人が通りに集まっている。これは人が集まり、多彩な店が立ち並んだ通りを通じて風俗を楽しむ文化がなされたためだ。このように歩きながら通りの文化を楽しむことができる市民となった私たちの姿を都市民へと進化したと見ないといけないだろうか?
  • 毎日経済_弘益大学建築学科ユ・ヒョンジュン教授 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-07 17:18:28




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