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日本の経営者「外国語の上手な韓国の若者を採用したい」


昨年、ソウルで大学を卒業したソン・ユンボムさん(28)は、韓国の国内企業の代わりに日本の海洋プラント関連の大企業である「IHI」を選択して就職の門をくぐった。海外就職博覧会を介して入社したソンさんは、「車両部品に関連する海外営業(北米・欧州・韓国)を担当しているが、勤務条件と将来性が当初考えていたよりもいい」と満足そうだった。

今回のアンケート調査で目立つのは、日本企業が韓国の大卒人材に大きな関心を見せているという点だ。世界的な金融危機以降、最高の実績を出している日本の大企業がグローバル戦略を大々的に拡張しながら、語学と業務能力を備えた韓国の人材を探しているという話だ。アンケート調査の結果、日本企業の87.8%が韓国の人材を採用したいと回答し、キャリア(38.2%)より新人(61.8%)を好むと答えた。採用分野は営業・マーケティング(65.3%・複数回答)と海外駐在員を前提に語学力の優れた人材(45.8%)に集まった。

グローバル電子部品メーカーである京セラで半導体部品アジア担当を務めるペク・スンヒョンさん(26・早稲田大学卒業)も「日本企業がグローバル市場を攻略しながら、日本人と感情的に共感することができながらも、外国語に長けた外国人材をたくさん探しているようだ」と伝えた。

ソン・ソンギ韓日産業技術協力財団センター長は「日本企業は海外進出が加速化し、グローバルな人材が不足しており、韓国企業は景気低迷などで、新規人材採用余力が不足している」とし「日本企業が青年人材採用を拡大すれば、韓国社会に貢献するという認識も拡散するだろう」と述べた。韓国企業は日本の大卒新入社員(6.9%)よりキャリア(91.4%)に大きな関心を示した。採用分野も研究開発職(53.4%)が最も多く、いまだ日本の技術力に関心が大きかった。
  • 企画取材チーム:東京=ファン・ヒョンギュ特派員 / ソウル=チョン・スルギ
  • 入力 2015-06-12 04:01:04




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